さつき が てんこもり×ななひら×有野いく、ロングインタビュー
アニメタイアップで即、解散!? 新世代の才能が集うアイドル「末広アンテナ」に注目
2014年04月23日 19時00分更新
「強くてニューゲーム」な新人アイドル
── さつきさんの経歴は過去のインタビューでうかがいましたが、お二人のバックボーンを知りたいです。ななひらさんはニコ動に投稿する前は、何をされていたんでしょうか?
ななひら 普通に高校生をやってましたね。春休みで、「ヒマだしなんかニコ動に上げてみるかー」から始まって。2008年ぐらいかな。投稿したのがきっかけでボカロ系の人が声かけてくれて、同人CDに参加するようになりました。
── 歌手を目指していたとか、そういうのではなく。
ななひら 違うんです。
── ニコ動で花開いてずっと活動をされてきたという。歌い手さんのメジャーデビューも多いですが、そういう声はかからなかったんですか?
ななひら 実は私、まったくなくて。系統的に、多くの人がガッと食いつく層じゃないと思うんです。あとは自分でも同人でCDをたくさん出してきたので、今さら出すのもなって思われてたのかなって。
有野いく あー。最初調べたときに、公式サイトがしっかりあって更新もされてたので、すでにどこかの事務所に所属してるとか思われたとか。
さつき 同人音楽イベントの「M3」では、ななひらのサークル「confetto」は超大手ですからね。うらやましい!
── でも、あえて顔を出して、アイドルの道を選んだ気持ちの変化って何だったんでしょうか。
ななひら ずっと顔を隠してるのも今さらだなっていうのもあったし、さつきさんにも「顔出ししちゃえば?いけるよ!」っていわれて、じゃあやるかって。でも完全にアイドルに転向するつもりもなくて、今の活動と並行してやっていきたいんです。
さつき いくつかコンセプトがあるんですよね。ひとつは「ローリスク、ローリターン」。曲調がアキバ系で、イマドキのどメジャーな路線で行ってる曲でもない。でも一定のファンは絶対付いてくれる……みたいな。さらに動き始めてみたら、また別のコンセプトが浮かんできて、それが「強くてニューゲーム」。
── あー。それはわかる(笑)。
さつき ぶっちゃけ、二人ともボーカリストや声優として本業があるわけで、新人から始めなくてもいいはずなんです。そこをあえてやってもらう。
── いくちょんさんは?
有野いく 元々はニコ生もなかった時代に「アニメロ新人オーディション」でニコ動に出演してました。その後、オーディションの二期生として受かって、ドワンゴクリエイティブスクールに通ってました。
──その前は?
有野いく 高校生でした。
── みんな高校生(笑)
有野いく スクールを卒業してからは少し事務所に所属して、それからフリーになって、今はナレーションの仕事を中心にやってたりします。そうだ、今度もとある大学の特別講師として授業に行きます!