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外して反転、独創的なスタイルが光るスパルタンなUltrabook

第2弾は11.6型、Miix 2 11は自由度の高さが光る2in1

2014年04月23日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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拡張性は最小限、USB 3.0対応など強化を望みたい面も

 インターフェース(外部接続端子)は最小限だが、フルサイズのUSBに加え、ディスプレー出力(Micro HDMI)とカードスロット(microSDカードスロット)を持つ。USBが速度の遅いUSB 2.0である点、充電時にUSB機器が接続できないという点は若干注意したいポイント。充電時間は2.5時間で、ThinkPadシリーズなどにある急速充電機能などはない。

 タブレットではMicro-USB経由で充電する機種が多いが、フルサイズのUSB 2.0端子経由で充電する仕様は少し変わっている。40Wで小型のACアダプターと本体をつなぐケーブルは両端がUSB-A端子になっており、給電対応であるとうたわれている。少し特殊なケーブルのようだ。

梱包をあけた際の保護シートには、ポートの種類が書かれており、なかなか親切だ

 キーボードの側面にもUSB 2.0端子を持つが、ここに接続した場合は充電されない。モバイルあるいは短時間の打ち合わせなどでタブレット部分だけを持ち出したい場合には、キーボードを机の上に据え置いておき、そこにACアダプターや周辺機器などをつなぎ続けた状態にしたいと感じてしまうが、残念ながらそういった使い方はできない。

ACアダプターとケーブル。両端がフルサイズのUSBになっているケーブルは珍しい。さらにDC-INの文字も

 デタッチャブルタイプのノートでは、キーボード側にもバッテリーを内蔵しているケースが多いが、本機は内蔵しないタイプとなる。とはいえバッテリー持続時間は公称で約8.2時間と十分にあり、そのぶん重量を軽く抑えられる面もあるので、デメリットとは言えないだろう。同じ11.6型のThinkPad Helixはタブレット側が785g、バッテリー内蔵のキーボード込みで約1.61kgというスペックなので、より軽く持ち運べる点にメリットを感じる。

 本体のスペックは海外モデルでは複数の選択肢があるが、国内モデルではCore i3-4012Y(1.50GHz)、4GBメモリー(最大4GB)、128GB SSD、IEEE 802.11n対応の無線LANなどを搭載したモデル1つとなっている。

キーボードは5段配列。F1~F12はFnとのコンビネーションで入力する

 キーボードは最近では珍しい5段配列。ファンクションキーは数字キーと兼用になっており、キーコンビネーションで呼び出す仕様になっている。それ以外のレイアウトには不自然さはなく、キーサイズも十分に余裕があるため打ちやすいものと感じるが、好き嫌いが出る部分かもしれない。

 パームレストに関しては少し狭く、タッチパッドの面積も小さめだ。Windows 8のジェスチャー操作などを快適にこなすために大型化のトレンドもあるが、画面そのものをタッチして使えるという点を考えると許容できる。

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