このページの本文へ

[SEO] Google Search plus Your World (SPY) よくある質問とその答え (2014/4/17)

2014年04月17日 10時55分更新

記事提供:SEMリサーチ

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

Google Search plus Your World (以下、SPYW)について、一部のブログで「正式公開か?」と報じられたこともあり、ご質問も増えています。そこで、よく尋ねられた疑問や質問についてまとめて以下に記載しますので、興味がある方は参考にしてください。

Search, plus Your World は正式に日本で導入されたのですか?

2014年4月17日午前10時現在、グーグルから特にアナウンスはありません。また、SPYW を目視確認したという報告は Twitter や Facebook で数多く上がっていますが、一方でまだ適用されていないブラウザも多数確認しています。現段階では引き続きテストと考えられます。

3月中旬にも SPYW を確認したという報告が Twitter で数多く観測されましたが、その時はテストが終了してしまったので、今回はどうなるかよくわかりません。

自分のブラウザに SPYW が適用されているか確認する方法を知りたい

Google アカウントにログインして何か検索をしてください。検索結果画面の右上のほうに、ひとの形と地球の形をした2つのアイコンが表示されていたら、SPYW が適用されています。

SPYW によって検索順位はどのように変化するのですか?

自然検索結果に、自分がサークルに追加(フォロー)している Google+アカウント(個人)や Google+ページの投稿が表示されるようになります。もちろん、自分が入力した検索クエリに合致する投稿があった場合であり、全く関係ない投稿が表示されることはありません。

Google アカウントにログインせずに検索した場合の影響は?

Google アカウントにログインしていない場合、つまり標準の自然検索結果※には一切影響がありません。SPYW はあくまで Google アカウントにログインして検索する時に、ユーザ一人一人の Google+利用状況にあわせて検索結果をパーソナルなものにする検索サービスです。

※ パーソナライゼーションが一切されていない、デフォルトの自然検索結果

Google +1 ボタンを数多く押されているページの検索順位に影響はありますか?

2014年4月現在、Google は +1 が押された回数を検索順位を決定するためのシグナル(手がかり)として利用していません。+1 は不正操作しやすいため、将来的にも回数の大小が自然検索順位に影響を及ぼす可能性は低いと考えられます。

SPYW は、「自分がフォローしているアカウントの投稿が表示されやすくなる」ものであり、通常のウェブ検索順位に影響するものではありません(※ Google+の投稿が差し込まれることで、他の検索結果が一段押し下げられるという程度の変化はあります)。

Google+(個人)や Google+ページのフォロー数が多いと検索順位が有利になりますか?

2014年4月現在、Google は Google+ や Google+ページのフォロワー数を検索順位に反映していると説明したことはありません。ただし、Googleアカウント(個人)のフォロワー数と検索順位に何らかの関連性があるのではないかとの指摘は世界中の SEO 専門家の方々が指摘されています。

個人的な見解としましては、単にフォロワー数の大小だけでなく、その当該アカウントの日常の利用状況や活動実績などのデータも総合的に勘案しているのではないかと思います。つまり、単純にフォロワー数の多寡という容易に操作可能な数値のみで計算しているとは考えにくいです。


Facebookページのいいね数が多いと(SPYWで)投稿が表示されやすくなりますか?

SPYW は Google+ のデータしか参照していません。Facebook や Twitter、mixi、Pinterest など他のソーシャルネットワーキングサービスは一切関係ありません。

Google SPYW は SEO にどんな影響がありますか?

短期的な影響は軽微です。理由は単純で、少なくともここ日本において Google+ の日常利用はまだまだマイナーだからです。皆さんの周りを見回してみても、Twitter や Facebook、LINE を日常的に利用している方は多くとも、Google+ をメインにしている方は少数ではないでしょうか。

長期的には、Google+ の成長次第です。

企業のSEO担当です。Google+ページの運用をした方が良いですか?

検索の未来を考えたら、Google+は無視できません。ただ、先述したとおり、決して Google+ はメジャーなソーシャルネットワーキングサイトではありませんので、割くリソースや現時点で費用対効果を考えたら、割に合わないではないでしょうか。また、検索の未来に 「Google+ のようなソーシャルな要素」は重要になるとはいえ、Google+ が実際にユーザーの支持をどこまで得るのかは不確実要素です。

悩ましい問題ですが、Facebook や Twitter と同列に扱うのではなく、将来のための投資と割り切るかどうかだと思います。個人的には、運用はさておき、ページ開設程度までは行ってもいいのではないでしょうか。

SPYW について今対策できることは?

上述の通りです。Google+ のアクティブユーザー数を考慮すると、検索トラフィックに及ぼす影響は軽微ですので、Google+ にもリソースを割くことは会社判断としてはなかなか頭の痛いところでしょう。何か対策をしたいんですというのであれば、Google+ページくらい開設したらいかがでしょうか。

Web Professionalトップへ

WebProfessional 新着記事