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月額/年額のサブスクリプション版も提供

サイバーリンク、次世代コーデック「H.265/HEVC」対応の「PowerDVD 14」

2014年04月08日 22時21分更新

文● ナカムラ/ASCII.jp編集部

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サイバーリンク「PowerDVD 14」シリーズが発売

 サイバーリンクは4月8日、Blu-ray Discなどに対応した動画再生ソフト「PowerDVD 14」シリーズを発表した。

 新機能を含むすべての機能を備えた「Ultra」、基本的な機能を備えた「Pro」、SD再生機能に絞った低価格版「Standard」の3種をラインアップする。アップグレード版は、バージョン13のユーザーが対象。

「PowerDVD 14」シリーズのラインアップ

「PowerDVD 14」シリーズの発売日

パッケージ版とダウンロード版の価格。特別優待版は、すべてのサイバーリンクパッケージ製品、もしくはOEM製品付属のサイバーリンクソフトウェア、またはソースネクスト「PowerDVD Expert」、他社製の動画再生ソフトのユ-ザーが対象となる。

 パッケージ版とダウンロード版に加えて、本バージョンより新たに定額制のサブスクリプション版が提供される。サブスクリプション版は「PowerDVD Live」として、3ヵ月1680円、1年間4980円でUltraと同等の機能を使用できるほか、新たに提供されるクラウドサービスの利用権が付属する。クラウドサービスの容量は10GBで、有料で20/50/100GBの容量を追加できる。

 本製品のリリースに合わせて、クラウドストレージ「サイバーリンククラウド」の提供を開始。Ultraでは10GBのクラウドストレージを1年間利用できるほか、有料で20/50/100GBの容量の追加が可能。

サイバーリンククラウドの価格。

 同クラウドサービスは、異なるデバイス間で写真、動画、音楽のプレイリストを同期できる。さらに、Ultraやモバイル用アプリ「Power Media Player」やウェブインターフェースから再生が可能だ。PowerDVDからのアップロード時に動画のトランスコードや画像・音楽のフォーマット変換も可能で、容量の互換性の節約や、互換性の確保などのメリットがあるという。

 iOS/Android/Windows 8.1搭載スマートフォン・タブレット向けの有料アプリPower Media Playerは、サイバーリンククラウドと連携し、動画や写真、音楽のプレイリストの同期が可能だ。同期したデータは、ハードが対応する形式のみ再生できる。なお、Ultraのユーザーは無料で利用できる。

モバイル向けアプリ「Power Media Player」はUltra版のみ無償で使用できる。

 Ultraでは、新たにH.265/HEVCをサポートする。4K解像度のH.265/HEVCも対応するが、現段階では対応ハードウェアが限られるという。

H.264と同等の画質で容量が約半分のH.265/HEVCに対応。

 YouTubeやVimeoの動画をPowerDVD 14から再生/検索ができるほか、指定した動画をオフライン視聴できる「ピン留め」機能を搭載する。ピン留めした動画はローカルに保存したデータと同様に早送りやスロー再生が可能で、PowerDVDをYouTubeのレコーダーのように使用できるという。

 そのほか、Windows標準のミキサーを介さずDACなどの音声デバイスにデータを渡せる「WASAPI排他モード」に対応する。また、可逆圧縮形式としてAppleロスレスをサポートするなど、音声再生機能が強化された。

Ultra、Pro、Standard、Liveの機能比較。

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