4月8日、日本マイクロソフトは、「Windowsの最新状況に関する記者説明会」を開催。Windowsビジネスの最新状況、また「Windows 8.1 Update」の新機能に関する紹介を行なった。
Windows XPの国内シェア予測は
個人8.7%(351万台)、法人6.6%(241万台)
Windowsビジネスの最新状況に関する報告では、日本マイクロソフト 執行役 常務 コンシューマー&パートナーグループ担当 香山春明氏が登壇。Windows XP搭載PCのシェアが、2014年6月末予測で、個人向けが全体の8.7%(351万台)、法人向けが全体の6.6%(241万台)まで減少するとし、目標としていた10%以下を達成したことを紹介。また日本市場では、特に2013年第4四半期(10月〜12月)においてWindowsタブレット(7〜11.6インチ)のシェアが26%まで拡大していることに触れた。
マウスによる操作性向上! 「Windows 8.1 Update」
続いて、日本マイクロソフト 業務執行役員 Windows本部 本部長 藤本恭史氏が登壇。Windows 8から比較的短期間でアップデートが提供されることについて、ユーザーの声を受けていち早く改善し、いち早く提供する「ラピッドリリース」によるものとした。
Windows 8.1は、Windows 8のビジョンを継承し、タブレットとタッチ操作(タッチPC)においてさらに使いやすいことに注力、ユーザーのフィードバックを受け既存ユーザーにとってさらに使いやすいものにしたと紹介。3万台のWindows XPマシンから3ヵ月でWindows 8への移行を果たしたりそなフォールディングス、Windowsタブレットを新ブランド店舗展開に合わせて導入したピーチジョンをはじめ、複数のWindows 8/8.1導入済み企業を挙げた。
3万台のWindows XPマシンから3ヵ月でWindows 8への移行を果たしたりそなフォールディングス、Windowsタブレットを新ブランド店舗展開に合わせて導入したピーチジョンをはじめ、複数のWindows 8/8.1導入済み企業を紹介
「Windows 8.1 Update」については、まずマウスに関する操作性を改善した点に触れ、スタート画面右上に電源ボタン/検索ボタンを設けマウスでも素早くアクセスできることを紹介。スタート画面上にあるアイコンに対して、マウスの右ボタンでクリックするとメニューが表示され、このメニューからアイコンサイズのカスタマイズなどを行なえるとした。またWindows 8.1 Updateでは、インストールしたソフトに関する告知がスタート画面左下側に表示されるようになっている。
Windows 8.1 Updateのデスクトップ画面では、Windows ストアアプリがタスクバーにピン留めできるほか、タスクバー上からの起動、切り替えが可能になった点を挙げた。またマウスを画面上部に移動させるとタイトルバーおよび「最小化」「閉じる」などのアイコン、マウスを画面最下部に移動するとタスクバーが表示されるとした。
このほか、Windows ストアアプリ版の「Internet Explorer 11」において、タブ/URL表示が可能となったこと、Internet Explorer 8との互換性を提供したことを説明した。
Windows 8.1 Updateの提供は、日本時間4月9日午前2時ごろから「Windows Update」を介して行なわれる。パッケージについては、4月9日より順次Windows 8.1 Update適用済みに切り替わる予定。ボリュームライセンスは、日本時間4月15日よりボリュームライセンスメディアを提供予定としている。
