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業務システムは「Azure」、教職員のポータルやメールは「Office 365」

“オンプレミス全廃”東京工科大が業務ITをフルクラウド化へ

2014年04月04日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 SIベンダーのページワンとソフトバンク・テクノロジー(SBT)は4月3日、両社共同で東京工科大学の学内ICT環境をリニューアルし、学生や教職員が使用するシステムのフルクラウド化を行うと発表した。「既存オンプレミスの全廃」を目標に、「Office 365」や「Microsoft Azure」などのSaaS/PaaS/IaaSを組み合わせて提供する予定。

 東京工科大学では、2003年から本格的なICT活用に取り組み、全教室/全席への有線LANポートやコンセントの設置、全学生のノートPC必携化などを実施してきた。しかし、構築から10年が経過し、約100台のサーバーで稼働する業務システムの老朽化に加えて、無線LANニーズの増加から管理外のアクセスポイントが散見されるといった課題も生じ、運用管理の煩雑さと負荷の増大が続いていた。

 そこで同大学は、キャンパスシステム全体の大規模リニューアルを決断するとともに、2012年からおよそ1年をかけてフルクラウド化に向けた検討を実施。ページワンとSBTによる共同提案を採用した。ページワンがクラウドサービスの導入支援と運用を、SBTが無線ネットワークの構築と運用を、それぞれ担当している。

「フルクラウド化」された東京工科大学の業務システム。Microsoft AzureクラウドはPaaS+IaaSとして活用。また教職員向けにはOffice 365を採用している

 まず、すでにSaaSを利用している大学向けソリューション(事務システム、就職情報検索システムなど)を除く業務システムは、Microsoft AzureをPaaSおよびIaaSとして活用し、新システムを導入した。その際、長年オンプレミスで利用してきたOracleデータベースを移行する必要が生じたが、これもAzure仮想マシン上へ移行した。クラウドへの移行によって、季節変動性の高い学校業務に合わせて柔軟にパフォーマンスを変動させ、コストを最適化できるようにしている。

 また、教職員向けのメールやポータル、予定表、Officeなどのソフトウェアは、Office 365に統一された。さらに今後、Azure上に「Dynamics CRM」を導入して「Active Directory」や「SharePoint」の管理を実施、最終的には学生カルテへと展開していく予定。

 今回の大規模システムリニューアルに合わせて、各システムのデータを集約、分析するための「中核DB」もAzure上に構築されている。学生の成績や出席率などを複合的に分析し、将来的には学生1人1人に合わせた課題設定など、細やかなサポートができるようにするという。これにより、東京工科大学ではサービスの利便性の高めるための施策を積極的に展開していく予定。

 なお、学内ネットワークについては、ラッカスワイヤレスの製品を導入し、キャンパス全体をカバーする大規模な無線LAN環境を構築した。これに伴って、将来的には有線LANを全廃する予定としている。

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