このページの本文へ

秘密分散技術で情報漏洩防止、特定ベンダーや特定地域への依存リスクも回避

複数社のクラウドに分散保存!NTTソフトのクラウドストレージ

2014年03月31日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 NTTソフトウェアは3月25日、クラウドストレージソリューション「TrustBind/Hybrid Storage」を発表した。データを自動分割して複数ロケーション/複数ベンダーのクラウドストレージに保存する仕組みで、情報漏洩防止やBCP対策/リスク分散も図られている。

 TrustBind/Hybrid Storageは、社内ストレージと同様の使い勝手でクラウドストレージへのファイル保存を可能にするソリューション。クラウドストレージ基盤には複数のクラウドベンダーが提供するサービスを利用し、ゲートウェイサーバーの「Hybrid Storage ゲートウェイ」で自動的に分割されたデータ断片を各クラウドに保存する。

TrustBind/Hybrid Storageの概要。社内ユーザー側からはLinuxやWindowsのファイルシステムとして取り扱うことができる

 ゲートウェイにおけるデータの分割には「秘密分散技術」が採用されている。たとえば攻撃者が個々のデータ断片を入手しても、そこから意味のある情報を解読したり、元のファイルを復元したりすることはできない。この秘密分散技術は、NTTセキュアプラットフォーム研究所が開発したもの。

 また、複数ロケーション/複数ベンダーのクラウドを利用することで、特定ロケーションや特定ベンダーに依存するリスクを低減し、BCP対策やビジネスリスク回避につながる。なお、定期的なデータチェックも行っており、各ロケーションにおいてデータの改ざんや消失の疑いがあるばあいは、自動でデータを復旧できる。

 サポートするクラウドストレージサービスは、現在のところAWSの「Amazon S3」とNTTコミュニケーションズの「Cloudn」。今後、マイクロソフトの「Windows Azure」や「Google Drive」も対応予定。

 参考価格は、3ベンダーのクラウドストレージに10TBのデータを分割保存するケースで、年間360万円となっている。ここにはゲートウェイのパッケージ、ハードウェア、さらにクラウドストレージの費用が含まれる。

■関連サイト

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    「原則出社」命じる企業とテレワーク社員の意識ギャップ/“推し活依存”自覚するZ世代が2割/シニアの利用が盛んな○○アプリ、ほか

  2. 2位

    データセンター

    600km超離れたデータセンター間でシステム全体を「完全自動復旧」 日立・NTTドコビジらが実証に成功

  3. 3位

    ビジネス・開発

    物流、病院、家事まで変える“フィジカルAI”最前線 AWSが支援する日本企業14社の挑戦

  4. 4位

    ITトピック

    SaaSに代わりAIエージェント支える“AaaS”が台頭/議事録作成AIは「意思決定支援」へ進化/生成AIの顧客満足度・1位はClaude、ほか

  5. 5位

    sponsored

    Active Directoryがサイバー攻撃の標的となる理由とその対策

  6. 6位

    TECH

    フロンティアAI対策を国内組織はどう捉えているか “内製化への意欲”と待ち望む“政府主導のガイドライン”

  7. 7位

    ビジネス・開発

    フィジカルAIを支える「攻めのIoT基盤」と「守りのOTセキュリティ」

  8. 8位

    sponsored

    高齢者をポットで見守る「みまもりほっとライン」 25年続く「サービスの温もり」とは?

  9. 9位

    デジタル

    Dropbox Protect提供開始 “過剰なファイル共有”をすべて把握し情報漏洩リスクを低減

  10. 10位

    デジタル

    「ツールは入れて終わりじゃない」 香川の建設コンサルが利用率1割だったkintoneを全社基盤に育てるまで

集計期間:
2026年09月01日~2026年09月07日
  • 角川アスキー総合研究所