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設置場所に電源を必要とせず自然災害に強い監視カメラに

古河電工、光ファイバーだけで10km先に電力を送って動作する光給電カメラ開発

2014年03月14日 17時45分更新

文● 行正和義

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システム構成図

 古河電気工業は、通信用光ファイバーを通して送る光によって10km離れた地点でも動作する光給電カメラを世界で初めて開発、製品化した。

 従来の監視カメラなどの画像伝送システムは通信ケーブルのほかにカメラや伝送設備用の電源が必要で、災害時の停電や落雷、断線など電力供給が断たれた時のために別途バッテリなど設備を必要としていた。

開発された「光給電カメラ」

 新たに開発されたシステムは一般的に用いられているSM型光ファイバーを使用して波長1480nmの光を供給、10Km離れた場所に画像を低損失(3dB)で送り、75mWの電力に変換してカメラを動作させる。画像伝送には波長1310nmの光を使用し、電力供給用と画像伝送用に2本の光ファイバーを通す。

 川の増水や土砂崩れといった自然災害や防犯上必要な監視ポイントに簡単に設置でき、災害時に発生する停電や大雨時の落雷などを受けにくく、さらには屋内の制御装置が電気的に絶縁されるため落雷などによるサージ電流からも安全となる。

 同社では、防災活動に積極的に取り組んでいる地方公共団体などに提案、将来的には産業用用途としてさらなる高機能(低損失、長距離)化といった製品の開発に取り組むという。

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