米グーグルは、2013年のアドワーズ(AdWords)における悪質広告への対応をレポート。悪質広告の数は12年の2億2000万から13年は3億5000万へ大幅に増加した。この傾向はここ数年一貫しているが、増加の理由は、悪質広告の数そのものが増えたというよりも、オンライン広告が全体的に成長したことと、同社の悪質広告検出システムの性能改善による影響が大きいと同社は分析する。
アカウントを無効にした広告主は、12年の85万から13年の27万へとその数は減少。アドワーズ広告で偽造品の販売を企てた例は、12年に47%減少したが、13年には減少の割合が82%へと向上。これと並行してこうした広告に関する苦情の量は、12年の85%から13年の78%へと減少した。13年には偽造品の販売を企てた1万4000の広告主に規制をかけたが、これは12年と比較して80%以上減少している。
グーグルにとって広告は収益源の1つ。悪質広告への対策は重要性を増しつつある。
関連サイト
■米グーグル・アドワーズ公式ブログ
