Windows 8.1にリニューアルされた「VAIO Duo 13」秋冬モデルを徹底検証 第2回
Windows8.1を搭載した「VAIO Duo 13」のゲーム性能を検証する
2014年01月07日 11時00分更新
FF XIVやドラクエ10など、3Dゲーム系ベンチマークもチェック!
続いて、3Dゲーム系ベンチマークの結果を紹介する。まずは「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.00」の結果から。
「グラフィック設定」を「標準品質」で解像度を1280×720ドットでテストを実行したところ、夏モデルではスコアが「4833」だったのに対し、秋冬モデルでは「3795」という結果となった。ただし夏モデルではフルスクリーン表示でテストしているのに対して、秋冬モデルではウィンドウモードでテストしている。ウィンドウモードよりもフルスクリーンのほうがスコアが若干高くなるため、モードの違いが結果に反映されている可能性が高い。
しかしそれでも、スコアに違いが出過ぎている。過去にほかのマシンでテストを行なったことがあるが、同じ環境のフルスクリーン表示とウィンドウ表示でこれほど大きな差が出たことはない。
秋冬モデルと夏モデルで1つ差があるとすれば、スケーリングの違いだ。夏モデルではデスクトップの項目サイズが最小に設定されていてドットバイドット、つまり等倍で表示されているのに対し、秋冬モデルでは若干拡大されている。今回のテストでは標準の状態を再現するためにデスクトップ設定を変更しなかったのだが、スケーリング処理がベンチマークの結果に影響しているのかもしれない。スケーリングによってパフォーマンスが変わるのかどうかについては、また機会を改めて検証したい。
「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク」については、秋冬モデルでは最新の「キャラクター編」による結果を、夏モデルでは以前行なった「ワールド編」の結果をご覧いただこう。解像度は1280×720ドットで画質を「標準品質」に設定したところ、夏モデルでは「3686」だったのに対し秋冬モデルでは「3830」とスコアが微増している。ただしワールド編よりもキャラクター編のほうが若干高いスコアが出る傾向にあるため、ほぼ同等程度だと考えておいたほうがよいだろう。
「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」では、秋冬モデルのほうが高い結果が出ている。Windows 8.1のスケーリング設定以外は完全に同じ条件でテストを行なっているため、今回のテストではもっとも参考になる結果かもしれない。ただし8%ほど向上しているのに過ぎないため、誤差の範囲内という見方もできる。
今回のテスト結果を総合的に見ると、秋冬モデルと夏モデルではゲーム性能はほぼ変わらないといえる。特定のベンチマークやゲームによってはパフォーマンスが向上する可能性はあるが、逆に低下することもある。とはいえ、息抜き程度のプレーならそれほど違いはなさそうだ。
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