このページの本文へ

最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第66回

「isai」「DIGNO M」「Nexus 5」5型冬スマホの最速は!?

2013年12月23日 16時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

文字入力テストでは
isaiとDIGNO Mが高速

 次の文字入力テストは、いつものようにGmailの新規作成画面で予測変換を使わず、下の文章を片手操作で全文入力する。

「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」

 3回入力で、ストップウォッチでタイムを計測している。

  isai DIGNO M Nexus 5
入力プログラム LGキーボード 2.3.2 iWnn IME 2.3.1 iWnn IME 2.2.6
最速タイム 45秒14 46秒16 50秒84
平均タイム 49秒52 49秒03 57秒56

 トップはまたもisai。最速45秒14は歴代でもトップ3に入る結果だ。ピコピコと小気味よい音を立てながら入力する。入力中は画面の大きさを感じ、指が届きにくいなあ、と思うこともあるが、誤入力は無し。5.2型と大画面の割に気持ちいい入力だ。使いやすさ重視であることは確かに実感できる。

isai

DIGNO M

Nexus 5

 続くのがDIGNO M。平均値ではisaiよりタイムは短く、これまた優秀だ。入力のしやすさだけならDIGNO Mのほうがisaiより上で、指の届きやすさで勝る。キーボードの表示も大きく感じる。isaiのキーは横長だが、DIGNO Mは正方形に近い。

 ただし、入力中にほんの少しだがタイムラグがある。タッチしたときの若干ブレーキがかかったような感触も気になる。これは誤入力を防ぐのだろうが、isaiのように操作に慣れると入力時間がもっと縮まるという感じが無い。DIGNO Mは最初から入力しやすい代わりに、使い続けても入力スピードの短縮は難しそうだ。だが初心者にとってはこの安定した使いやすさがいいかもしれない。

 Nexus 5はauの2機種より小さく見えるのだが、本体のスクエアな形のせいか、文字入力中に本体とフィットしてない印象がある。このあたりはisaiとDIGNO Mはよく考えて作られているという感じだ。Nexus 5は見た目よりもキーが少し押しにくく、とくに端のキーに思ったよりも届かない。とはいえ、Nexus 5も歴代機種では上位のタイムではある。

起動時間でもisai勝利

 続いてのテストは起動時間。電源ボタンを押してから、ロック、あるいはホーム画面が表示されるまでの時間を比較する。これもストップウォッチで3回計測。

  isai DIGNO M Nexus 5
最速タイム 16秒68 23秒34 19秒81
平均タイム 17秒78 25秒2 21秒23

 このテストは最近始めたので、まだどういう機種が速いのか、傾向がよく分からないが、isaiが高速。auとLGのロゴが途中表示された。以前のLG G2も16秒台だったので、LGの機種は起動時間が短いのかもしれない。

 次に短時間で起動したのがNexus 5。GoogleとNexusのロゴが表示。イー・モバイル関係のロゴは表示されない。イー・モバイルが販売しているとはいえ、やはりこれはグーグルのNexusシリーズそのものなのだ。ちなみに、Nexusのロゴは伸縮するアニメーションがある。

 時間がちょっとかかったのはDIGNO M。結構中身のUIがカスタマイズされているので、そのせいもあるのだろうか。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン