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スマホ×クラウドのパワーを体現する日本交通「配車アプリ」の物語

2013年12月24日 16時00分更新

文● 福田悦朋(Fukuda Yoshitomo)/アスキークラウド編集部

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 1つのアイデアが業界を巻き込む変革のうねりへ。

 テクノロジーの変化とクラウドのパワーに乗じれば、少ない投資でも、変革と巻き返しの機をつかめる。日本交通の配車アプリのストーリーは、まさにその好例と言えるだろう。

 このアプリは、同社のCIO、野口勝己 総務/財務部担当執行役員が、わずかな人的リソースで内製した仕組みだ。しかしその利便性が好評を博し、iTunesストアの「旅行カテゴリー」で無料アプリの一番人気に躍り出た。このヒットにより、今や日本交通のタクシー配車(月間約4万件)のおよそ2割が、スマートフォン経由で行われるようになったという。今日では、配車対象を全国の提携タクシー会社へと広げた全国版もあり、配車アプリで停滞が続くタクシー業界全体を活気づけると野口氏は意気込む。

日本交通の配車アプリ。ヘヴィーユーザーになるとランクが上がってゴールドになる。

 1つのアイデアで、自社のみならず、業界全体を巻き込む変革のうねりを巻き起こす――そして、その背後にクラウドがある。このストーリーの詳細と今後の展開に興味があれば、ぜひ1月23日(木)開催のアスキークラウド イノベーション コンファレンスにお越しいただきたい。

 果たして、日本交通は、いかなる必要性から配車アプリの開発に乗り出したのか。また、少ないリソースでアイデアをどう具現化し、クラウドに何を求めたのか。配車アプリのプロジェクトを主導した野口氏自らが、成功の奇跡と、これからを語る。

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