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グローバルでクラウドを展開するT-Systemsの強みとは?

T-Systems、バックアップ付き仮想マシンを特別価格で提供

2013年12月27日 14時00分更新

文● T-Systemsジャパン

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T-Systemsジャパンは、ドイツテレコムグループのITサービスおよびネットワークプロバイダーであるT-Systems Internationalの子会社です。ドイツの市場リーダーで幅広いサービスを提供しており、SAPホスティングサービスやハイブリッド/プライベートクラウドビジネスのグローバルリーダーでもあります。

重要なビジネスデータもパブリッククラウドでOK?

 T-Systemsジャパンは、フォルクスワーゲン社をはじめとするグローバル企業を顧客に抱えるほか、SAPシステムやアプリケーションを支える総合クラウドプラットフォームを日本企業に提供しています。また、「フューチャーワークプレイス部門」では世界各国のエキスパートが集結し、仮想デスクトップインフラ(VDI)の構築と運用支援を行なっています。T-Systemsはグローバル展開の強みを生かし、特に自動車産業や製造業などの多国籍企業と実績あるパートナーシップを確立しています。

T-Systemsジャパン社長 グレゴア・マース

 クラウドサービスの説明でよく耳にするのは、処理能力がすぐ手に入るというものです。処理能力は水や電気のように利用でき、購入手順も同じくらい簡単で、申込書に記入すればすぐにでも利用開始できます。

 クラウドサービスの容易に導入できるという特徴が必要とされる場合も、もちろんあります。しかし、エンタープライズコンピューティングの世界はやや複雑です。そのため、企業がクラウドコンピューティングをフル活用するには、特にデータおよびネットワークのセキュリティが必要ですし、データ移行サービスも求められます。米国大手の競合他社が提供するようなパブリッククラウドでは、製造業者、自動車部品メーカーや小売業者など、重要なビジネスデータを扱う複雑なシステム環境には適しません。

 T-Systemsのハイブリッドクラウドであれば、自社専用でありながら標準化されたインフラを活用し、実際の要求に併せて簡単に適応させることができます。また、予算に制約がある場合も最適な価格をご提案できます。T-Systemsのハイブリッドクラウドソリューションは、プライバシーやセキュリティのより高度な要件にも応えることができます。ハードウェアや人材に投資することなくクラウドのメリットを享受できることをお約束します。

アジアではシンガポール、マレーシア、中国に展開するなど、グローバルなT-Systemsのクラウド

 T-Systemsのクラウドの価格は、簡単でわかりやすく設定されています。1時間のサービス料金を調べるために、難しい技術的な略語や依存関係がまとめられた何十枚もの価格表を検討するのはあまりにも煩雑です。1時間だけコンピューターが必要な企業とは、どのような企業でしょうか? なぜ医薬品メーカーはCPUを購入しても、処理するデータのためのストレージを購入しないのでしょうか? こうした案件は非常にまれで、これらすべてを価格表に記載していては、むしろ顧客を遠ざけてしまいます。

 その点、T-Systemsの価格設定は非常にシンプルです。現在、必要な機能をパッケージにまとめて最低契約期間3か月から利用できる特別キャンペーンを実施しています。「Suse Linux Enterprise Edition」を採用し、統合バックアップ機能を備えた仮想マシンを、月額固定/特別料金のサービスパッケージとして提供します。仮想マシンを支えるのは、シンガポールに設置されているマルチテナント型データセンターです。このパワフルで信頼性の高いクラウドはセキュリティ品質も最高レベルで、ドイツの厳格な個人情報保護法にも準拠しています。

 一般に、お客様は安定したサービスプロバイダーとの長期的関係を求めています。T-Systemsも同様にお客様との長期的な関係を維持したいと考えています。

文:T-Systemsジャパン社長 グレゴア・マース

高度に標準化されたプロセスをベースにした管理体制

T-Systemsジャパン シニアサービスマネージャ リー・カイ

 多くの企業では、ICTをビジネス上で最重要な要素の一つと捉えていますが、巨大なITのインフラストラクチャを自社で保有し、日々の管理と監視を自社で行なうことが企業の中核能力を高めるとは考えていません。インフラの管理と監視およびそのスキルは、コアコンピテンシーとまったく関係ないからです。確かに、最近の高度なソフトウェアを使えばサーバーを簡単にセットアップできるでしょう。しかし、トラブルなく継続的に運用するのは困難です。管理を行なうべき項目には、膨大なアップデート、セキュリティソフトウェア、電子証明書、ハードウェア問題などが挙げられます。このようなシステムは、国際的な基準で体系化された、透明性のある適切な方法で管理を行なうべきです。こうしたことを専門的にサポートできるのが、T-Systemsなどのサービスプロバイダーです。

 T-Systemsが世界各国の何千ものお客様に提供しているのが、まさにこうしたサービスです。IT部門や業務部門は、弊社の経験やベストプラクティスのメリットを活用できます。米国にあるHPのサーバーは、日本とドイツにもあります。また、NetAppストレージシステムもシンガポールと東京に同じものが、それぞれ設置されています。T-Systemsは、グローバルなネットワークプロバイダーでもあるので、大阪と上海間を結ぶVPNは、フランクフルトとロンドン間のVPNと同じ技術基盤で提供されています。

 こうした高度に標準化されたプロセスをベースとした世界規模のICT基盤の管理体制は、長期的に見ても安定性と可用性に優れています。こうした体制を構築、運用できるのは、世界規模のICT基盤での業務経験が非常に豊富な専門家を擁するグローバルなサービスプロバイダーだからです。

 もっとも、誰もが知るとおり、すべてのビジネスは国や地域ごとに展開されます。そこで、T-Systemsでは高度にカスタマイズされたアプローチを開発しました。国や地域のサービスマネージャーを専任として、それぞれのプロジェクトに割り当て、あらゆる場面で要件に対応するアプローチです。これはお客様にとって大きなメリットとなります。インフラの安定運用で業務は滞りなく行なわれ、IT部門は明確なコミュニケーションにより安心感を得られます。競争力のある価格設定も、大規模展開を可能とするグローバルプロバイダーならではのスケールメリットです。

文:T-Systemsジャパン シニアサービスマネージャ リー・カイ

ITとネットワークサービスをワンストップで提供

T-Systemsジャパン ネットワークサービス統括部 統括部長 根本隆志

 お客様が必要なのは、処理能力を提供するクラウドだけではありません。当然、そのデータセンターと接続するための回線も必要です。T-Systemsでは接続サービスも提供しています。ITとネットワークサービスをワンストップで提供できるのは、通信事業者が運営するITプロバイダーならではの大きなメリットです。T-Systemsは、世界大手の通信事業者であるドイツテレコムグループの一員であり、45か国にまたがるグローバルネットワークをサービス提供できるため、24時間体制でのサポートが提供できます。大手調査会社のガートナーでは、「グローバルネットワークサービスプロバイダー03/13(Global Network Service Providers 03/13)」のクアドラントでT-Systemsをリーダーに評価しました。

ガートナーはT-Systemsをクラウドビジネスとネットワークサービスの両方でリーダーに認定

 T-Systemsの強みは、市場での存在感やカバー率に止まりません。現在のネットワークサービスは、パケットのクラスごとの優先処理、セキュリティの確保、アプリケーションごとの容量およびパフォーマンス管理、エンドツーエンドのサービスレベル保障など、どれだけ洗練されたサービスを提供できるかがポイントとなっています。これを実現するには、自動車メーカーのような厳しい要件の企業にも応えられる高度な技術力が必要です。その点で、T-SystemsはENXエクストラネットのメインパートナーとして自動車関連メーカーにENX接続サービスを提供しています。このほか、T-Systemsでは国際電話事業も提供しています。国際電話料金の削減にご関心がある場合は、ぜひお問い合わせください。

文:T-Systemsジャパン ネットワークサービス統括部 統括部長 根本隆志

(提供:T-Systemsジャパン)

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