JVCケンウッドから、AVCDH記録できる家庭用フルHDビデオカメラでは世界最小・最軽量となる「Everio GZ-N1」が発表された。12月下旬発売予定で予想実売価格は7万円前後。
今回、その実機に触る機会を得たのでレポートしたい。
本体サイズは幅47×奥行86×高さ56mm、重量は180g(バッテリー込)という手のひらにすっぽりと収まるサイズ。
おもちゃのような外観ながら、画質は同社のハイエンドモデルクラスに匹敵するというのがポイント。撮像素子には1276万画素の1/2.3型 裏面照射型CMOSセンサーを採用し、F1.6~F2.0という明るい光学10倍ズームレンズを採用。
明るいレンズと裏面照射型CMOSセンサーの組み合わせにより、解像感の高い映像が記録できるほか、最低照度1ルクスという暗い環境での撮影も可能だ。
手ブレ補正は同社独自の「パワードアクティブモード」(電子式)を採用。ビデオカメラでは定番のグリップベルトをあえて廃し、その代わりによりカジュアルなハンドストラップを同梱する。本体のストラップホールに取り付けることで手に巻き付けるように固定する。
付属バッテリーによる実撮影時間は約40分だが、別売の大容量バッテリーを装着することで最大約2時間25分の撮影が可能。無線LANは内蔵しないが、PCとUSB接続することでNTTコミュニケーションズの「マイポケット」に動画や静止画をアップロードできる。
本機には「BabyMovie」というコンセプトネームがつけられており、子供を持つ母親をターゲットにしている。このため、本体は抗菌処理が施されており、ボディーカラーもピンク、ホワイト、グリーンというカラフルなラインナップとなっている。
このほか、同社は光学38倍ズームレンズを搭載する「GZ-E765」(予想実売価格8万円前後)と、光学40倍ズームレンズを搭載する「GZ-E355」(同6万円前後)も同時に発表。同時期に発売される予定だ。