グーグルはスマホをおサイフやクレジットカード、デビットカードとして利用できる決済サービス「Google Wallet(グーグルウォレット)」を提供している。アプリを使って銀行口座やクレジットカード、デビットカードからグーグルウォレットにチャージをすれば、同アプリやNFCに対応する店舗でスマホのみで支払いすることが可能。スマホではなくパソコン上でもグーグルウォレットのアカウントを取得し、GooglePlayなどのオンライン決済時に利用できる。
今回、グーグルウォレットから派生したデビットカード「Google Wallet Card(グーグルウォレットカード)」が発表された。これはグーグルウォレットと連動したカードで、マスターカード(MasterCard)と連携。スマホやアプリに対応していない店舗でもMasterCardと提携する店舗での支払いが可能で、銀行ATMでの現金引き出しにも対応する。
グーグルウォレットカードを使うと、利用内容がスマホに通知される機能を搭載。使用限度額は1日5000ドル。年会費は必要ない。ただし、利用できる対象エリアは現時点で米国のみだ。
月刊「アスキークラウド」創刊3号(11月号/9月24日発売)では、「10億円ビジネスを作ろう 現金決済 150兆円争奪戦」と題した特集記事で、クレジットカードや電子マネー、デビットカードなどを活用した“脱現金決済サービス”を紹介している。グーグルはグーグルウォレットや今回のグーグルウォレットカードで脱現金化ビジネスを着々と展開している。
関連サイト
■Google Commerce公式ブログ
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