■内容が濃く、やり込みがいのある“シナリオ”モードも!
“トライアル”モード内にある“シナリオモード”は、ライバル対決や逆転勝利といった、F1ならではのさまざまな名勝負のシチュエーションを再現したもの。ここでは、“チームメイトよりも上の順位でフィニッシュする”や、“後半のピットストップから巻き返して、特定の順位以上でフィニッシュできるか?”など、あらかじめ用意された多種多様な条件をクリアするのが目的となる。
このモードでは、“ルーキー・ドライバー”や“チームメイトバトル”、“チャンピオンシップタイトル”、“ファイナルイヤー”など、F1におけるドライバーの経歴をイメージした4つの大きなカテゴリが設定されている。さらに、その中に5つずつのシナリオが用意されており、全部で20ものシナリオをプレイすることが可能だ。また各シナリオには、ブロンズクラス・シルバークラス・ゴールドクラスの3つのCPUの難易度があるので、かなり遊びごたえがある。
一方、実は“トライアル”内にあるものとは別に、“F1 CLASSICS”にも“シナリオモード”が収録されている。こちらは、3つのシチュエーション×3つの難易度という形式だけれど、伝説級のドライバーを相手にしなくてはならないので、腕自慢のプレイヤーもひと筋縄ではいかないと思う。
どちらにも、オンラインでベストタイムを競う要素もあり、全部クリアした後もやり込める点がうれしいね!
▲チーム内外のライバルとの対決は、正直言ってかなり燃える! 少し難易度が高めなので、“キャリア”や“タイムアタック”でサーキットに慣れてから遊ぶのがオススメ。 |
■画面分割対戦が可能に! さらにオンラインで遊びの幅が広がる!!
通常のオンラインプレイでは、最大16人での対戦が楽しめる。この他、画面分割対戦にも対応しているので、友だちが家に遊びにきた時に、手軽に対戦を楽しめるようになったのもうれしい。また、人数分のモニターとハード、ソフトが必要になるけど、LANを使えば最大16人の同時対戦も可能だ。これは、いろいろとハードルが高いとは思うけど、実際にやるとかなり盛り上がるんだよねー!
さらに“CODEMASTERS RaceNet”(コードマスターズのレーシングゲームを楽しむためのオンラインコミュニティ)にユーザー登録すると、“F1 CLASSICS”で使用可能なマシン“1976 Ferrari 312 T2”が手に入る。このマシンは、2014年2月に公開される映画『RUSH(ラッシュ)』で、ニキ・ラウダが乗っているマシンと同じもの。ニキ・ラウダは、ニュルブルクリンクでの激しいクラッシュで再起不能の重傷を負いながら、奇跡の復活を遂げた伝説のドライバー。彼のマシンをドライブできるなんて感涙モノだね!
現在は英語のページのみでサービス中となっているが、RaceNetではその他にも、オンライン対戦が楽しくなるさまざまなコンテンツが用意されているので、『F1 2013』のプレイヤーはぜひ登録してみよう。
なお、発売と同時に配信がスタートした有料DLCには、1990年代に活躍したドライバーやマシン、サーキットが収録されている。“90年代クラシックパックでは、以下の6台のマシンと12人のレジェンドドライバーが登場。また“クラシックトラックパック”では、エストリルとイモラの2つのサーキットが走れるようになる。マシンのデザインがさらに多様化した時代なので、こちらのほうが気になる人も多いかも!?
【90年代クラシックパック】
▲Ferrari F92A(ジャン・アレジ)。 | ▲Ferrari F310(ミハエル・シューマッハ)。 |
▲Ferrari F399(エディ・アーバイン)。 | ▲Williams FW18(ジャック・ヴィルヌーヴ)。 |
▲Williams FW21(アラン・プロスト)。 | ▲Williams FW14(ナイジェル・マンセル)。 |
【クラシックトラックパック】
▲1984年から1996年までの13年間、ポルトガルGPが行われていたエストリル・サーキット。コースの内側には故アイルトン・セナの慰霊碑が建てられており、最終コーナーは彼にちなんで“パラボリカ・アイルトン・セナ”と呼ばれている。 |
▲1980年にイタリアGP、1981年から2006年まではサンマリノGPが開催されていたイタリアのイモラ・サーキット。コースの幅が狭く、オーバーテイクが非常に難しいことで知られている。 |
今回の『F1 2013』は、どれも遊びごたえがあるゲームモードが多くて、どこから遊ぶか迷っちゃうね。日本グランプリが始まるまで、とりあえず本作で鈴鹿サーキットを走り込むというのもおもしろそう!