■チュートリアルの“ヤングドライバー・テスト”でさらにわかりやすく!
ゲームを最初に起動すると、初心者向けのチュートリアルである“ヤングドライバー・テスト”がスタートする。このモードは“キャリア”モードの一部として存在しており、各項目の成績によって3種類のメダルが獲得可能だ。“キャリア”モードを始める時は、手に入れたメダルの数によって最初に選べるチームの数が増えていく。なので、とりあえずひと通りプレイして、“記録が伸ばせるところがあれば頑張ってみる”という感じで遊ぶのがオススメ。
それと、“ヤングドライバー・テスト”を選ぶと、まずガレージでマシンに乗り込むところから始まる演出が、個人的にツボなんだよ! あのシーンはもう、すべてのF1ファンの夢みたいなものだからなぁー(笑)。
今作の“ヤングドライバー・テスト”は、前作よりも親切に、ていねいに説明をしてくれる印象。“ヤングドライバー・テスト”自体が、実際のF1で行われる若手ドライバーの登竜門的なテストを再現したものってこともあるけど、ハンドルの切り方とか、ブレーキを踏むポイントとか、基本操作からじっくりとレクチャーしてくれる。ゲームの説明書を読まなくてもいきなりプレイできるし、レースゲーム初心者にもやさしい。
また、前作からの変更点で最も大きな部分は、すべての項目でお手本のムービーが流れるようになったこと。KERSやDRSの説明もわかりやすくなっているし、その項目でクリアすべきことがよく見えるようになっている。
プレイの結果によってもらえる、ブロンズ・シルバー・ゴールドの3種類のメダル。メダル獲得の条件がタイムだった場合は、次のランクのメダルをもらうために必要なタイムもわかるので、「あと0.13秒タイムを縮めればゴールドメダルが!」とわかると、ついつい何度も挑戦しちゃう。そして気がつくと……アラ不思議! マシンの操作がうまくなっちゃってる!
時間を少しだけ巻き戻してやり直せる“フラッシュバック機能”も使えるので、コーナーでミスした時なんかは、その直前から再度チャレンジできるのもいいね。
“キャリア”で使用できるチームが新たにアンロックされると、その場で教えてくれるので、好きなチームがアンロックされたら“キャリア”モードに進んでもいい。すべての項目をクリアしなくても、メダルがある程度たまればチームが解放されていくので、あまりこだわりがなければ、ほどほどで終わらせて別のモードで遊んでもいいし、ある程度ゲームに慣れてから再挑戦するのもアリ。
ちなみに、“ヤングドライバー・テスト”でアンロックされるのは、【マルシャ】【ケータハム】【トロロッソ】【フォース・インディア】【ウィリアムズ】【ザウバー】【ロータス】の7チームだ。
■“キャリア”ではセッション中のデータセーブが可能に!
新人ドライバーとしてF1に参戦し、トップドライバーを目指す“キャリア”では、予選などのセッション中にデータのセーブが行えるようになった。このモードでは、1レースあたりの周回数が多いので、この機能の追加はかなりうれしいところ。いいタイムが出たらセーブしてひと休みし、翌日に決勝をプレイするというのも1つの手だ。オレの場合は、案外レース勘が鈍ってしまうので、一気にプレイしちゃうほうだけど(笑)。
“キャリア”は、タイヤ交換をはじめとするピットインでの駆け引きや、下位のチームから徐々に強豪チームにのし上がっていくドライバーとしての成長の要素など、F1ならではの魅力がギュッと入っている看板モード。でも、スタートしてみて序盤から苦戦するようだったら、“シーズンチャレンジ”もオススメだ。
“シーズンチャレンジ”は“キャリア”の簡易版で、レースの周回が短縮されていたり、ライバルとの勝負に勝てばライバルのチームに移籍できたりと、手軽に“オイシイとこ取り”ができちゃうモードだ。イージーの難易度なら、いきなりトップチームで走ることができるってのも、うれしいポイントだ。
▲自分だけのF1ドライバーライフが楽しめる“キャリア”モード。下位チームのマシンを自分の腕で高い順位に引き上げた時の気持ちよさは格別! |