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長~く使える極上のPCケース2013 第4回

長~く使える極上のPCケース2013【Abee/Lian-Li編】

2013年11月04日 12時00分更新

文● 加藤 勝明

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8製品を横並びで比較してみる

 では最後に、全3回で紹介した8製品の温度データを横並びで比較することにしよう。製品数が多い上に、温度変化の幅が狭いため一部見づらい部分があるが、その点はご容赦いただきたい。

CPU温度の変化。RAVEN 4の温度が飛び抜けて低い点に注目したい

GPU温度の変化。3分前後から各製品の温度の差がハッキリとしてくる。こちらではPhantom 820とCarbide Air 54が優秀(CarbideのグラフはほぼPhantom の線に重なっていて見えない)

チップセットの温度変化はGPUに比べて緩やかだが、最小・最大値が製品ごとにゾーニングされたような感じになっている点に注目。ここではCarbide Air 540が優秀だ

 CPUでは「RAVEN 4」、ビデオカードは「Carbide Air 540」「Phantom 820」の2者が接戦を展開。そしてチップセットは「Carbide Air 540」がそれぞれバラック以外では一番低い温度を記録した。

 もちろん、こうした温度データはパーツ構成やかける負荷の内容などで大きく変わるため、ここでバッサリと優劣を決めるものではない。どのケースも一長一短あれど、気合いの入った自作マシンを組むに相応しい実力を持った製品ばかりなのだ。

ケース内各温度
  CPU温度 チップセット温度 GPU温度
製品名 アイドル時 高負荷時 アイドル時 高負荷時 アイドル時 高負荷時
Obsidian 750D 39 48 31.5 44 26 59
Carbide Air 540 38 51 30.5 39.5 25 58
Silencio 650 41 53 34 45 27 63
CM Storm Stryker 39 50 32 42.5 25 58
RAVEN 4 37 47 30.5 43 26 67
Phantom 820 39 53 33.5 42 25 58
AS Enclosure X7 40 52 31 42 25 62
PC-V750B 39 49 35.5 44.5 26 61
バラック 39 49 33 41 24 57

 というわけで全3回、合計8製品を紹介する「長~く使える極上のPCケース」特集の2013年度版はこれにて終了。来年の自作業界がどうなるのかまだ予想もつかないが、きっと我々をワクワクさせてくれるような、楽しい製品が登場することに期待したいものだ。

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