Nokiaは22日にアブダビで発表会を開催。Windows RTタブレットおよび6型ファブレットを含む、Lumiaシリーズの新製品を公開した。
Snapdragon 800搭載でLTEでの通信にも対応
Windows 8.1タブレット「Lumia 2520」
まず「Lumia 2520」は、10.1型IPS液晶搭載のWindows RT 8.1タブレット。Nvidia「Tegra 4」を搭載した「Surface 2」と異なり、昨今のハイエンドスマートフォンと同じ、Qualcomm製の「Snapdragon 800 2.2GHz」を搭載。さらにLTEと無線LANによる通信機能も搭載している。
Lumiaブランドのスマートフォンと同様に、Nokiaが提供する新マップアプリ「HERE Maps」や「Nokia Music」など、Lumiaシリーズが提供するエクスペリエンスをタブレットに持ち込んだとしている。
さらに高速充電に対応し、1時間で80%までの充電が可能なほか(内蔵バッテリーは8000mAh)、専用アクセサリーも用意しており、バッテリー内蔵の「Nokia Power Keyboard」(149ドル)は、ジェスチャー操作に対応したタッチパッドも搭載する。本体サイズは、267×168×8.9mmで、重量は615g。
リアにはツァイスブランドを冠したF値1.9の6.7メガカメラを搭載する。価格は499ドルを予定。2013年第4四半期にまずはアメリカとフィンランドで発売される。
6型のファブレットとして登場した新Lumia2機種
Windows Phone 8搭載のスマートフォンは「Lumia 1520」「Lumia 1320」の2機種。
「Lumia 1520」は、6型IPS液晶搭載のLumiaシリーズ初と言っていいファブレットである。画面解像度はフルHD(1080×1920ドット)で、20メガカメラ、Snapdragon 800 2.2GHz、2GBメモリーとAndroidのフラグシップモデルとほぼ同等のスペックを持つ。
20メガカメラは「PureView」ブランドを冠されており、光学手振れ補正機能を搭載。6型の大型画面で動画の視聴はもちろん、Officeファイルの表示や編集にも威力を発揮するとしている。本体サイズは85.4×162.8×8.7mmで、重量は209g。バッテリー容量は3400mAh。Qiによる充電にも対応している。
発売はこちらも2013年第4四半期で、イエロー、ホワイト、ブラック、グロッシーレッドの4色。価格は749ドルの予定で、まずは香港、シンガポール、アメリカ、中国、欧州で発売される。
「Lumia 1320」も同じく6型のIPS液晶を搭載するが、解像度がHD(720×1280ドット)止まりで、CPUはデュアルコアのSnapdragon 400 1.7GHz、1GBメモリーとなっている。カメラも5メガ。
その分、価格が339ドルと抑えられており、こちらも魅力的な1台。発売は2014年第1四半期で、まずは中国、ベトナムからスタートし、他のアジア市場やインド、欧州に拡大予定。