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[重複コンテンツその3] コンテンツを複数言語に翻訳したものを異なるドメインで公開しています。重複コンテンツ扱いになりますか?

2013年09月24日 11時20分更新

記事提供:SEMリサーチ

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重複コンテンツ系の質問その3。複数の国にまたがって事業を展開している場合、それぞれの国ごとにウェブサイトを開設することもあるでしょう。海外向けサイトはすべて英語のみというわけではなく、中国向けサイト(.cn)は中国語で、タイ(.th)ではタイ語と英語版の2言語を、といったように国ごとの主要言語に対応してサイトを開設することも多いはずです。

しかし一方で、掲載しているコンテンツ(情報)自体はすべて同じで、国ごとに言語のローカライズをしているだけというケースも多いはずです。たとえばB2Bで扱われる商材であれば、英語(または他の任意の1言語)で作成されたマスターの基本情報を各言語に翻訳し、各国ごとに取得した ccTLD ドメインのサイトにて公開することは一般的です。

このように「言語は翻訳されているけれども情報は同じ」「同じ情報が多数の異なるドメイン(ccTLD / gTLD 問わず)で公開されている」状態を Google は重複コンテンツと判断するのか?ということですが… 回答は No、これは重複コンテンツには該当しません。

同じ情報でも翻訳されたもの、つまり異なる言語で記述されたコンテンツは、重複コンテンツとは判断されません。

ちなみに、この理屈を利用して、自動機械翻訳サービスを利用して1つのコンテンツから数十言語ものバージョンのコンテンツを大量生成し、そこにターゲットサイトへのリンクを埋め込んでインターネットに公開するというウェブスパムが一時的に流行ったことがあります。当然 Google は対処しましたが、これは『自動化されたツールで翻訳されたテキストが人間によるチェックや管理を経ず公開されたもの』というスパム(悪意)の意図が明確である、またはコンテンツ品質が低いものという理由により排除しているのであり、重複コンテンツが理由ではありませんので勘違いなさらないようお願いします。


cf.
[解説][SEO] グーグル、「rel=alternate hreflang=x」サポートを拡張、多言語サイトを適切にインデックス可能に


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