公益社団法人 日本通信販売協会（JADMA・正会員 511 社）が8月13日に発表した2011 年度（11年4月―12年3月）の通信販売市場の売上高速報値によると、11年度の通販売上高は、前年比 9．0％増の 5兆 900億円となり、調査を開始した82年以来、初の5兆円台を記録した。
金額ベースでは前年に比べ、約4200億円の増加となっている。流通全般では、デフレなどの影響で消費低迷が指摘されているが、通販市場はネット通販の成長を追い風に、過去 10年でおよそ 2倍に成長している。一方、協会会員企業の売上高の合計は前年度比4．9%増の3兆2300億円となった。会員企業では、大手総合通販、テレビ通販、並びに、メーカー系健康食品・化粧品通販企業が好調だった。
