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MDMを含む「XenMobile Enterprise」もあわせて投入

XenDesktop 7がWindowsアプリのモバイル利用を促進

2013年06月11日 14時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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6月11日、シトリックス・システムズ・ジャパンはデスクトップ仮想化ソリューションの最新版「XenDesktop 7」を発表した。5月に開催されたCitrix Synergyで発表されたもので、MDMを含むモバイル向けソリューション「XenMobile Enterprise」もあわせて投入された。

Windowsアプリの操作をモバイルデバイスに最適化

 Xen Desktop 7ではモバイル環境でのWindowsアプリケーションの利用を最適化する「Project Avalon」から生まれた最初のリリースになる。XenDesktopやXenApp上にホストされたクラウドと連携し、モバイルデバイスにおけるWindowsアプリケーションのタッチパネルなどの操作を容易にする。

Project AvalonをベースにしたHDX Mobile

 Xen Desktop 7では「HDX Mobile」として搭載され、画面転送環境においてマルチジェスチャー、スワイプなどのモバイルデバイス特有の操作をWindowsのコマンドに変換したり、プルダウンリストや複雑なマウスナビゲーションを容易に行なえるようにする。モバイルフレンドリーなアプリケーションを開発するためのSDKもあわせて提供されており、50以上のAPIをサポートしているという。また、H.264圧縮をフルサポートし、動画再生機能を強化。WANトラフィックの伝送を2倍効率化し、3G回線やさまざまなデバイスでHDビデオを利用できる。新たにデバイスネイティブなGPSやセンサー、カメラなども画面転送環境でも利用可能になった。

 XenDesktop 7では導入や管理、サポートもシンプルになった。ウィザードなどを改良することで「8回のクリック、20分でインストール」が可能になった。従来、複数の管理コンソールで提供されてきたが、設計は「Studio」、監視・サポートは「Director」になり、仮想アプリケーションとデスクトップまでを統合管理できる。クラウド側も、従来別々に構築しなければならなかったXenAppとXenDesktopの環境を「FlexCast Management Architecture」に統合された。物理から仮想へのアプリケーション移行や設定確認の自動化などが推進されたほか、Windows Server 2012&System Centerをサポートした。

 XenDesktop 7は「VDI」、「Enterprise」、「Platinum」に加え、新たにサーバーの共有デスクトップとサーバーアプリケーションをサポートした「App」のエディションが追加された。1ユーザー/デバイスライセンスでの希望小売価格は1万7100円、1同時接続ライセンス3万5100円から。

4つのエディションを用意

MDM機能を搭載したXenMobile

 モバイル向けのソリューションであるXenMobileでは、アプリケーションのセキュアな利用やコンテナ化を実現する「MDXテクノロジー」をサポートする「XenMobile Enterprise Edition」が追加された。モバイルデバイスのプロビジョニングや構成を行なうMDM機能が搭載され、企業向けのアプリストアやアプリケーション単位のVPN構築などもサポートされる。

XenMobile Enterprise Edition

 XenMobile Enterpriseには社内アクセス用のセキュアモバイルアプリ「Worx Apps」が含まれる。XenMobileと連携し、メール、カレンダー、アドレス帳、Webブラウザなどをセキュアに利用する仕組みが提供される。加えて、既存のアプリケーションをWorx Apps化するSDKも提供され、わずかなコードを追加し、XenMobileの仕組みを使って配信するようにすれば、リッチなMDXを利用できるという。XenMobile Enterpriseの希望小売価格は、1デバイスあたりの年間ライセンスは9750円となる。

 さらに、安全なドキュメント共有、同期、編集を可能にする「Citrix ShareFile」やネットワークドライブである「ShareFile with StorageZones」が発表された。新たにWindows Azureもサポートされ、XenMobileとも統合。オンプレミスでのファイル共有環境とクラウド環境のShareFile with StorageZonesを統合して利用できるという。

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