ソニーから、プロジェクター内蔵の防水ビデオカメラ「GWP88V」が発表された。6月21日発売予定で予想実売価格は6万円前後。
同社は(防水仕様ではない)通常のビデオカメラの上位機種にプロジェクター内蔵モデルをラインナップしているが、縦持ちスタイルのビデオカメラにプロジェクターを内蔵するのは初となる。
解像度は640×360ドットで明るさは13ルーメン、0.5m以上の距離で最大100インチのサイズで投影が可能。プロジェクター投影部は液晶背面に位置するため、液晶を開いた状態で設置する必要があるが、本機はそのために底面に自立用スタンドを収納している。なお、バッテリーによる連続投影時間は70分ほどとなる。
撮像素子は有効502万画素のExmor R CMOSセンサーを採用。光学ズームは10倍で、エクステンデッドズームで17倍までの拡大が可能。内蔵メモリーは16GBで、液晶パネルは3型(46万画素)となっている。
記録フォーマットはAVCHD(2.0)、MPEG-2に加え、新たにMP4での記録も可能。MP4では720/30p(約6Mbps)で保存できる。
防水性能は従来の水深5mから10mまでとなり、加えてマイナス10度まで耐えうる耐低温性も追加。1.5mからの落下に耐えうる耐衝撃性と防塵性は従来機を踏襲する。
このほか、バッテリーが新型になり、従来の1時間30分(実撮影時間45分)から2時間(同60分)と撮影可能時間が約30%向上している。
なお、プロジェクターとメモリーを内蔵しない下位モデル「GW66V」も同時に発売される。上記以外の基本スペックはほぼ同等で、予想実売価格は4万5000円前後となる。