子供の頃から折り紙はそれほど得意ではなかったが、紙飛行機は手先の器用な母親に教えてもらったり、海外書籍を買ってもらったりして一時とても凝った頃があった。
しかし小学校に上がる頃には興味の中心はプラモデルやUコン、ラジコンに移り、いつの間にか手軽な紙飛行機は折ることもなくなってしまった。
不思議なもので、最新技術を取り込んだ極めて高度で精巧な模型飛行機などを組み立てたりするようになってくると、同時にシンプルだけどうんちく溢れる紙飛行機に惹かれてしまう。
元来、同じ原理で飛ぶのだから、一方の端が見え出すと、もう一方の端に興味が湧いてくるのが人間の自然な姿のようだ。
紙飛行機用カタパルト「ELECTRIC PLANE LAUNCHER」
今回、神保町のビレッジバンガードで衝動買いした「ELECTRIC PLANE LAUNCHER」(EPL)は、英国郊外にある比較的歴史の浅い「ミドルセックス大学」が教育用組み立て玩具として開発したモノであるとパッケージには書かれている。
まあ、作り手側のお堅い話はさておいて、EPLは言ってみれば、ローマ時代の「投石器」、近世だと航空母艦から戦闘機を空中に放り出す「カタパルト」とほぼ同じ機能を提供するモノだ。
カタパルトの多くは蒸気エネルギーで動作するが、EPLは2個のモーターにおのおの取り付けたゴム製の2枚のディスクが動力源だ。並列配置した高速回転するディスク同士の隙間で、紙飛行機の手投げのための部分を挟んで勢い良く押し出す仕組みだ。
早速組み立てパッケージを開いてみた。主なパーツとしては、基盤となる赤い「ベースプレート」、2個のモーター、紙飛行機の一部を挟んで押し出す「ゴム製のディスク」が2枚、あとは、バッテリー関係と配電ケーブル、ベースプレートをテーブルなどの表面で支える吸着足やネジ、ナット、両面クッションテープなどだ。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。
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