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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第36回

9975円で買えるドコモのWi-Fi専用タブレット「dtab」を楽しむ

2013年04月09日 12時00分更新

文● ヤシマノブユキ

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屋外での使い勝手を探る

 Wi-Fiを利用できない場所でインターネットに接続するには、手持ちのスマホのWi-Fiテザリング機能を活用しよう。もちろんWi-Fiスポットに立ち寄れば、インターネットに接続できる。

 やや億劫だったのが、dビデオでダウンロードした映画などの視聴時。タブレットとスマホの双方でdビデオを視聴できるよう利用登録してあると、動画再生開始時にdocomo IDでのログイン認証や、3時間ごとの視聴権の更新を求められる。この点はスマホのテザリングを利用すれば乗り切れるので大きな問題ではないが、毎回テザリングするのは面倒だ。この点は「そもそも家で使う前提のタブレット」と割り切った方がよさそうだ。

dビデオからダウンロードした動画の再生にはオンラインでの認証が必要になるケースがある

スマホのWi-Fiテザリング機能を利用すれば、家の外でも問題なく利用できる

バッテリー交換は有料

 バッテリーは内蔵タイプであり、利用者が取り外すことはできない。バッテリー交換は修理扱いとなり、ドコモの故障取扱窓口に本体を預け、交換完了までに約1週間ほどかかる。交換代金は有料で、価格は5722円。すぐにバッテリーを交換するとは考えにくいが、長期間の利用を見据えている場合は頭の片隅に置いておこう。

付属の「dtab ACアダプタ 01」利用時で、フル充電までに約350分かかる

ドコモスマホのサブタブレットにオススメ

 dtabは、ドコモの各種コンテンツを、家庭内のどこでも楽しめるようにする「ドコモスマートホーム」構想の最初の製品である。ならば、お風呂場にも持ち込めるよう、防水機能を搭載して欲しかった。

 さらに言えば「Audyssey」や「Dolby Digital Plus」といった音響技術のおかげで、動画だけでなく音声も心地良い音質で楽しめる。それだけに、たとえdビデオがHD画質に未対応だとしても、すでにiPadのRetinaディスプレイに慣れきってしまった身には、10.1型で1280×800ドットという解像度が物足りなく思えてしまう。

 dtabは、ドコモのスマホを持っていなくても使えないことはない。が、やはりその設計思想どおり、これからタブレットを始めてみたいと考えているドコモユーザーに合う製品である。

「Dolby Digital Plus」は画面右下のパネルから、YouTubeなどさまざまな音声に設定できる

さらに「メディアプレイヤー」やdビデオ、dアニメストア、dミュージックには「Audyssey」も設定できる

ディスプレーの解像度が低いため、細かい文字の輪郭がクッキリと見えない点が惜しい

NTTドコモ「dtab」の主なスペック
メーカー ファーウェイ
ディスプレー 10.1型液晶
画面解像度 1280×800ドット
サイズ 約257.4×176×9.9mm
重量 約633g
CPU K3V2T 1.2GHz
(クアッドコア)
メモリー容量 ROM:8GB/RAM:1GB
外部メモリー microSDHC(最大32GB)
OS Android 4.1
Xi対応 ×
無線LAN 2.4/5GHz対応
カメラ画素数 リア:約300万画素CMOS
イン:約130万画素CMOS
バッテリー容量 6020mAh(交換不可)
FeliCa ×
ワンセグ ×
NOTTV ×
赤外線 ×
防水/防塵 ×
Qi ×
カラバリ Aluminim Silver
発売時期 発売中

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