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【ドコモ春タブレット「dtab」レビュー】

9975円の「dtab」は「dマーケット」+αの楽しみ方ができる!

2013年04月20日 21時00分更新

文● mobileASCII編集部 ⾼橋章憲

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http://mobileascii.jp/

本記事は「mobileASCII」(http://mobileascii.jp/)に掲載された内容から転載したものです。mobileASCIIのWebサイトにアクセスするには、右のロゴをクリック!

 ドコモの2013春タブレットとして、「Xperia Tablet Z」とともに注目を浴びているのが、9975円(税込)というキャンペーン価格で登場してきた「dtab」(ディータブ)です。Googleの「Nexus 7」やAmazonの「Kindle Fire HD」が火を付けた格安タブレット市場に、ドコモが満を持して参戦してきました。

 この「dtab」は、ドコモが販売するタブレットにも関わらずSIMカードスロットがなく、3GやLTEが使えないWi-Fi専用モデルだというのが特徴。なぜ回線使用料や基本料金が取れないWi-Fi専用モデルを、ドコモが格安価格で売るのか? そう不思議に思う方も多いと思いますが、そこには当然ながらドコモの成長戦略上の思惑があるワケです。

 先ほど、9975円を“キャンペーン価格”と書きましたが、「dtab」を9975円で購入するには条件が3つあります。「dtab」の通常価格は、2万5725円なのですが、9月30日までは、「ドコモユーザーで」、「spモードが使えるスマホを所有しており、かつ加入していること」、「月額525円の「dビデオ」に6ヵ月間契約すること(6ヵ月以内に解約すると違約金12600円が必要)」が必要です。すでにスマホで「dビデオ」を楽しんでいる人なら、そのまま新規契約の手続きなしに、購入ができます。

 この10.1インチタブレット「dtab」に関して、「dマーケット」の使い心地はどうか、また、その他にどんなふうに使えるのか、いろんな角度からインプレッションをお届けしていきたいと思います!

10.1インチディスプレイを搭載した「dtab」は633gと、決して軽いとはいえないボディだが、価格を考えれば文句の出ないレベルの外装クォリティはキープしている

格安だけど安っぽくないところが
「dtab」のポイント!

 「dtab」は、中国の広東省深センに本社を置くHuawei(ファーウェイ)製。Huaweiは日本での知名度は低いのですが、通信機器メーカーとしてはエリクソンに次いで世界2位の売り上げを誇る会社です。

 「dtab」は、9975円(税込)という価格で注目されていますが、基本的なスペックはまずまず高いモデルとなっています。ディスプレイは1280×800のWXGA解像度のTFT液晶ですし、CPUにはHuaweiの子会社であるHi-Silicon製のK3V2T 1.2GHzクアッドコアを採用。OSのバージョンはAndroid 4.1と、値段に照らし合わせればかなり頑張ったモデルだと言えます。国産タブレットのように、防水・防塵機能や、軽量・薄型というコストがかかる仕様にはなっていませんが、普通に部屋で使う分には、他のタブレットに勝るとも劣らない性能を持った端末だという印象です。

OS:Android 4.1(Jelly Bean)
サイズ:約257.4mm×176 mm×9.9 mm、重さ:633g
ディスプレイ:10.1インチ、解像度1280×800ピクセル(WXGA)、TFT液晶、1,677万色
プロセッサ:Hi-Silicon K3V2T 1.2GHz(クアッドコア)
GPU:16コア
メモリ:RAM 1GB、内蔵ストレージ 8GB
外部メモリ:microSD/microSDHC(最大32GB)
リアカメラ:300万画素CMOS
フロントカメラ:130万画素CMOS
通信機能:Wi-Fi a/b/g/n(2.4GHz/5GHz帯対応)、Bluetooth v3.0 外部端子類:
センサー類:加速度、照度、磁気、傾き、GPS
バッテリー:6,020mAh
カラー:アルミニウムシルバー

なめらかなラウンドデザインと
アルミ製ボディで高い質感を実現

 「dtab」は、ボディ背面にアルミ素材が使用されているのが外観上のポイントです。低コストを突き詰めるなら、プラスチック素材のほうがベターだったはずなのに、あえてアルミ素材を採用してきたことを評価したいと思います。これによって安っぽさを感じさせないデザインが実現できたと思います。“いかにも安物”といった見た目じゃ、いくら安くてもイヤですものね。

正面から見た「dtab」。ディスプレイの額縁は、広すぎることもなくスタイリッシュだ。ディスプレイ上部中央にあるインカメラは130万画素

背面に使われている素材はアルミニウム。スピーカーとカメラがある部分と、全体を取り囲む縁は白のプラスチックになっている。メインカメラは300万画素

ステレオスピーカーの音量と
迫力は必要十分なレベル

スピーカーは左右に分かれステレオとなっている。「audyssey」や「Dolby Digital Plus」など多彩な音響技術により、タブレットとしては水準以上の音質だ

防水機能のない「dtab」はUSB端子と
イヤホンジャックが剥き出し

電源とボリュームキーは、ボディの右上方にまとめて配置。ここにもアルミ素材が使われている

ボディの右サイドに電源&
ボリュームキーを配置

USB端子とイヤホンジャックは、ボディの左サイドに。防水機能はないので、端子類は剥き出しだ

ほかの格安タブレットにはない魅力
microSDカードが使える!

 「dtab」はmicroSDカードが使えるのが特長。この点は、microSDカードが使えないNexus7やKindle Fire HDより魅力的だといえます。ただし32GBまでのmicroSDHC規格までしか対応していないので、64GBのmicroSDXCカードは使えません。

ボディ上部にあるカバーをめくるとSDカードスロットが見える。右側はSIMカード用のスロットだと思われるが、ここは塞がれている

大げさな専用クレードルよりクール!
自立スタンドって、これでいいんじゃない?

 「dtab」には、試供品の自立スタンドが付属しています。シンプルな折りたたみ構造なので、持ち運ぶ際にも邪魔にならないのがいいですね。充電機能はありませんが、USBケーブルをサクッと挿せばいいだけなので、何の問題もないと思います。

大げさな専用クレードルより、持ち運びやすいスタンドの方がイイと思うのは筆者だけだろうか? 「dtab」のスタンドは試供品扱いだが、なかなかしっかりした作りだ

自立スタンドに「dtab」を置くと写真のような感じに

(次ページ>>dtabのホーム画面と「dビデオ」の使い方をチェック!)

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