1月から放送されていたアニメが続々と最終回を迎えるなか、4月から放送が始まる新作アニメのプロモーションやグッズ販売など、アニメファン垂涎の「アニメコンテンツエキスポ2013」が、3月30日、31日の2日間に渡り、幕張メッセにて開催された。
2回目となる今回は、昨年までの3ホール体制から、さらに2ホールを追加した5ホールでの開催。初日、2日目ともに、開場時には入場までに1時間近い待ち時間となる大盛況だった。出展企業のブースは、4月から放送開始を迎える新番組の最新情報や販促グッズの配布などを行なうコンテンツホルダーと、アニメグッズなどを販売する企業が中心に、アニメ化された作品の原作となるゲーム企業やアニメ制作会社などもブースを出展していた。
会場内には、アニメ制作会社紹介やアニメ業界に関わる職種を紹介する、一般参加者が普段意識することの少ない、アニメ業界を知ることができるパネル展示コーナーなども用意されていた。このほか、話題となったアニメの人気回を上映する“神回シアター”が設置。人気作品を大型モニターで視聴できるということもあり、用意されていた500席は常に満席状態で、立ち見も出るほどの人気ぶりだった。
昨年からブースを出展している企業の広報担当者に話を聞いてみたところ、どの企業の担当者も「昨年より多くの人に来場していただいて、イベントの盛り上がりを感じます」「こんなにも多くの人が来場するとは思いませんでした。昨年に比べて1.5倍以上の人が来ているんじゃないでしょうか?」「期待していたので、前回より多くのグッズを持って来ましたが、それでも人気の商品が午前中のうちに売り切れになってしまいました」と、イベントの盛り上がりを体感していた。
また、先に行なわれた「東京国際アニメフェア」と比較して「来場者層がまったく違うので、キレイに住み分けができているように感じます。今後、うまく協力体制が作れれば、アニメをもっと盛り上げることができるのではないでしょうか」といった意見も聞かれた。