会員数が100万人以上のモバイルゲーム「ケータイ国盗り合戦」は、ケータイやスマホを使い、全国各地から位置情報を送信することでその場所の「国盗り」を進めていくスタンプラリー型ゲーム。そこで獲得したポイントを使い、実店舗で買い物を楽しめるO2Oサービスが登場した。
トッパン・フォームズの子会社・TFペイメントサービスは、近距離無線通信規格「NFC」を活用したクラウド型決済プラットフォームサービス「Thincacloud/シンカクラウド」を2012年6月より提供している。店頭での利用(対面決済)とインターネット上での利用(非対面決済)の2つの決済方式に対応している。
一方、マピオンは「ケータイ国盗り合戦」をはじめ、さまざまなサービスを搭載するO2Oプラットフォームサービス「Starmp/スタンプ」を2012年10月より提供。両社のサービスを連携させることで、ゲームの獲得ポイントを電子マネー化して店頭で決済できるサービスの開発に至った。
スマホなどをかざすだけで決済ができる利便性のほか、顧客の誘導から決済までの一連のデータを取得・分析することで、店舗事業者やネット上の各種事業者にとってはO2Oマーケティングに役立てられる。オンライン側にゲームコンテンツが加わることで、O2Oサービスの可能性はさらに広がりを見せそうだ。