東日本大震災でいち早く災害対応サービスを始めたグーグル、既存の「欲しい物リスト」サービスで支援物資を送り届けるインフラとして利用されたアマゾン。両社の取り組みを関係者の取材などを通じて記録した書籍「Googleの72時間」、「Amazonの3.11」が角川書店から近日配信・刊行される。
「Googleの72時間」はITジャーナリストの林信行氏、フリーライターの山路達也氏による共著。地震発生から数時間後には最初のサービスが公開され、数日のうちに災害対応サービスがいくつも立ち上がっていく様子や、サービスの急速構築、大規模なトラフィックに耐えるインフラなど、災害対応を実現できたグーグルの企業力にも迫る。電子書籍版の希望小売価格は950円(税抜)で3月1日から配信される。紙版は定価1470円(税込)で4月10日に発売される。
「Amazonの3.11」は、ライターの星政明氏による電子書籍オリジナル作品。未経験の大震災に多くの企業が支援を申し出る中、アマゾン・ドット・コムは支援物資の配送インフラとして自然発生的に利用され、やがて自治体が採用する公式サービスになる。震災時にも発揮された「顧客主導」の企業力を担当者への直接取材で明らかにする。希望小売価格は100円(税別)、3月7日から配信される。
両書とも、電子書籍版の配信先はBook☆Walker、Amazon Kindleストア、Google Play ブックス、楽天koboの4サイト。
