富士キメラ総研は2月12日、「2013 ブロードバンド・モバイルサービス総調査」の結果を発表した。
調査結果によると、「LINE、カカオトーク、com」などのコミュニケーションアプリ市場の2012年度見込は前年度比4．5倍の6260万登録、13年度は1億2700万登録と予測。「Mobage、mixi、Facebook」などのコンシューマ向けサービス市場の12年度見込は3132億円、13年度予測は3520億円となった。
電子書籍サービスは12年度見込が654億円（スマートフォン向け162億円、電子書籍専用端末・タブレット端末向け20億円）、17年度予測は2343億円（スマートフォン向け1672億円、電子書籍専用端末・タブレット端末向け440億円）。今後は、端末の普及とコンテンツの拡充により市場拡大が予測される。
電子書籍サービス、オンラインゲーム、音楽配信サービスを含むコンテンツサービス市場は12年度見込みが8642億円（スマートデバイス向け2232億円）、17年度予測は1兆2958億円（同8387億円）。11年度、12年度見込ともに高い割合を占めるのはオンラインゲームで、なかでもソーシャルゲームが市場を牽引している。今後は電子書籍サービスで、端末普及やコンテンツの増加から高成長が予測される。
