リビングで、大型テレビをもっと楽しみたい! という人は少なくないはず。先日開催されたInternational CES 2013では、「スマートテレビ」が多く展示されていた。
新しいテレビ生活が堪能できそうではあるが、現時点ではスマートテレビがどれほど便利なのか、どのようなサービスでどんなコンテンツが楽しめるのか、といった疑問が多いのも事実。
興味はあるけどまだまだ様子見かな……と思う人も多いだろう。一方で、インテルが提供を開始した新たな小型PCフォームファクター「NUC(Next Unit of Computing)」も、その小型さでセットトップボックス(STB)的にテレビにつないで活用できそうな予感がする。ただ、自作だし、そもそもキーボード&マウス操作主体のテレビにPCをつないで本当に便利なのか、と思う人もいるだろう。
というわけで試してみたいのが、「スティック型Android端末」である。価格も1万円程度で、スマートテレビ的な使い方ができそうなアイテムだ。HDMI端子さえあれば、ある程度古い薄型テレビでも活用できそうだ。ここではそんなスティック型Android端末の活用法を紹介して行く。
大手メーカー各社から続々登場!?
今年はスティック型Android端末がアツい!
以前から秋葉原のショップなどでちょくちょくと販売され、マニアの間では小さなブームとなっていたスティック型Android端末。テレビにのHDMIコネクターに差すだけで、スマートフォンやタブレット同様のAndroid OSを大画面で利用でき、YouTubeなどの動画を再生したり、ウェブを閲覧したりできる。
やや怪しげな端末も少なくなくなかったが、2013年になって、大手メーカーからも製品が続々と発表されている。
筆頭はオンキヨーがリリースした「インターネット・スティック NT-A1」だ。
インターネット・スティック NT-A1の基本スペック | |
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CPU | Cortex A9 (1.0GHz) Support 3D graphic |
OS | Android 4.0 |
メモリー | 512MB |
ストレージ用メモリー | 約4GB |
無線LAN | IEEE 802.11b/g/n準拠 |
入出力端子 | HDMI端子×1、USB(電源アダプタ用)×1、、USB 2.0(ホスト)×1、microSDカードスロット×1 |
本体サイズ | 幅90.5×奥行き34×高さ15.5mm |
重量 | 約46g |
また、NTTドコモ、au、DELLなども同様のスティック製品を発表している。共通点はテレビのHDMI端子にそのまま差し込んで、さまざまなコンテンツを楽しむことができるというところ。
このほか、ソフトバンクモバイルも「SoftBank SmartTV」(スマテレ)という、動画コンテンツなどを楽しめるスティック端末を用意している。ただし、2012年10月に発表され、当初は2012年12月からのサービスが予定されていたが、現時点では「今冬提供開始予定」となっている。

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