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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第18回

LTEの通信速度はソフトバンク、auの順 4Gスマホ対決

2012年11月19日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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3機種とも通信速度アップ!
AXGPのエリア内であればSTREAMは爆速!!

 通信速度テストは今まで通り、BNRスピードテストの画像読込版を使って計測。JR横浜駅前、JR東京駅ホーム、東京メトロ東西線浦安駅前の3か所で下り、上り、各3回計測し、各駅の最速値、全体平均値を掲載している。時間帯は平日昼間だ。

 Optimus GとAQUOS PHONE SERIE SHL21がLTE、STREAMがSoftBank 4G(AXGP)だ。なお今回すべての場所がLTE、SoftBank 4Gのエリア内だった。

  Optimus G AQUOS PHONE SERIE STREAM
横浜駅(下り/上り) 7.08Mbps/3.13Mbps 8.07Mbps/7.27Mbps 37.30Mbps/5.63Mbps
東京駅(下り/上り) 1.80Mbps/0.67Mbps 11.21Mbps/7.33Mbps 20.19Mbps/6.63Mbps
浦安駅(下り/上り) 3.89Mbps/0.61Mbps 16.68Mbps/6.75Mbps 53.23Mbps7.01Mbps
全計測の平均
(下り/上り)
3.77Mbps/1.26Mbps 11.67Mbps/6.62Mbps 28.65Mbps/5.77Mbps

 その結果、3機種とも速度が本連載の過去にはないスピードとなった。まずSTREAMだが、まだまだ利用者が非常に少ないであろう2.5GHz帯のAXGPである上に、今回テストしたいずれの場所でも「アンテナ4本中4本」という最高の状態で使えたため、最大で53.23Mbpsの数字を叩き出した。理論値で下り最大76Mbpsだから、とても良い環境といえるだろう。

ユーザー数が少ないソフトバンクとauは10Mbpsオーバー。今が使い時?

 ただしまだ始まったばかりのサービスのため、利用できるエリアの問題はある。使ってみたい! という人はまず自分の利用するエリアが対応しているか確認する必要がある。もっともこれは他の機種、キャリアでも同様だ。

 AQUOS PHONE SERIE SHL21は、auの4G LTEに対応。下り16.68Mbpsが最速値。平均でも11Mbps台。前回の夏モデル、WiMAX対応のISW16SHが最速で4.79Mbps、同じくWiMAXのHTC J ISW13HTは最速値が9.38Mbps。始まったばかりのauのLTEはやはり速い。今後ユーザーが増えてどうなるかにも注目だが、Androidスマートフォンが用いる800MHz帯、1.5GHz帯のLTEはiPhone 5では利用していないため、その点では有利だ。なお、アンテナは横浜駅と東京駅では4本中2~3本、浦安で4本中4本だった。

 Optimus Gもこれまで同様のXiとはいえ、横浜駅では下り7Mbps、上りも3Mbpsを超えた。これまでのドコモのスマホでは最大値。通信速度は回線だけでなく機種のスペックも影響するので、クアッドコアのOptimus Gは強いのかもしれない。また、基地局の最適化があった可能性もある。ただし、Xiユーザーの多さはいかんともしがたいようで、東京や浦安では伸び悩んだ。

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