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ドコモ2012年度上期決算、MNP転出超過も 販売台数で上回る

2012年10月26日 23時08分更新

文● ASCII.jp編集部

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ドコモの2012年度第2四半期は増収減益
スマホへの設備投資も影響

 NTTドコモは、都内で2012年度の第2四半期の業績のメディア向け説明会を行なった。

 同社の代表取締役社長 加藤 薫氏から2012年度上期における同社の収益などが報告された。前年度同期比は増収減益、スマホ販売数とXiの契約数が大幅に増えた。具体的にはスマホが644万台で前年同期比が77.6%増加、Xi契約数が620万件で前年同期比が178.6%増加となった。

NTTドコモ 代表取締役社長 加藤 薫氏

 営業収益は2兆2073億円(前年同期比は+4.5%)と増加したが、営業利益は4711億円(前年同期比は-7.4%)と下降した。しかし、スマホが好調なおかげでパケット収入が9756億円(前年同期比+7.6%)、総販売台数が1184万台(前年同期比+14.4%)と軒並み上昇傾向にある。

営業利益の状況。スマホが好調だが、音声通話が激減していることがわかる

iPhone 5の影響はやはり甚大だった!?

 その一方でMNPによる転出が超過していることを認めながらも、「MNPによる転出は4月くらいに一度落ち込んだが8月に良くなった。しかし、9月にまた悪化してしまった」と、iPhone 5発売による影響が大きいことを示唆した。また、iPhone 5や先日発表されたiPad miniなどにも触れ「魅力的な端末だと思うが、スタンスは今までどおりです。(ドコモから出さないわけではなく)われわれのサービスとの整合性を今後も検討していきたい」と語った。iPhone 5に関しては「想定よりちょっと強く影響が出た。しかし、総販売台数と新規契約は他キャリアには負けていないし、家族割などの施策により戻ってきたユーザーもいる」とのこと。

スマホの販売数が大幅増加した。音声通話の収入は減ったが、そのぶんパケット収入が上回っている

 2012年度の業績予想の見直しにより、当初は9000億円とされていた営業利益だが、8200億円に下方修正された。この差額の800億円はスマホのための設備投資や、サービスや割引など他社に対する施策に投入されるとのことで、加藤社長は「スマホユーザーが収入の源になっているので、まずはここを固めていく」と、これからの経営方針に言及した。

2012年度の業績予想が見直された。収益は増加しているが、利益は設備投資などで800億円の減益

冬モデルもXi対応のものばかりだったが、今後もXiの通信速度の高速化などにともない、契約数は増えていく見通し

ドコモクラウドをサービスの軸に進めていくとのこと

今後のドコモの取り組みにおける全体像をわかりやすく表現したもの


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