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買う or 作る 最新NAS事情特集第1回

最新NASは「買う」と「作る」のどっちが高機能でお得?

2012年10月01日 12時00分更新

文● 小林哲雄

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QNAP TurboNAS TS-219P II

HDD容量 キット製品につき搭載せず
搭載可能HDD数 2台まで
DTCP-IP なし
HDD増設 USB 2.0×3、eSATA×2
価格 オープンプライス(予想実売価格 3万5000円前後)

 キットにしては少々高い製品だが、SOHOユースにも対応する高機能製品がQNAPの「TS-219P II」だ。

 TS-219P IIは2ベイ構成で、HDDのホットスワップが可能となっている。USBポートも前部に1、背面に2ポートあり、HDDやプリンターだけでなく、ウェブカムを取り付けて遠隔監視なんてこともできる。またHDD増設には背面のeSATAポートも使える。空冷ファンも余裕のある設計のようで、起動時は甲高いファンの音が響くものの、通常時は低速回転でたいへん静かだ。

HDDは電源を入れたまま抜き差し可能なホットスワップ対応のベイに納められる本体背面とACアダプター。背面にはeSATAポートがあり、最大4台までのHDDの接続可能だ。少々高いものの特集で扱う製品の中では拡張性も高く、性能もいい

 性能も高く、今回のテストではもっとも高速な製品となっている。また、iSCSIやActive Directory、MySQLサーバーといった、家庭向けではまず使わないような機能も含まれている。海外製品としては珍しくDLNAサーバー機能も備えているのが特徴だ(DTCP-IPはさすがに非対応)。

 2台のHDDを利用時は、ウェブブラウザーベースの設定画面から「Single/JBOD/RAID0/RAID1」の選択が自由にできる。また、HDDのヘルスチェック表示があるので、長期間利用時にも比較的安心して利用できるだろう。

センチュリー シンプルNAS BOX PLUS 2BAY

HDD容量 キット製品につき搭載せず
搭載可能HDD数 2台まで
DTCP-IP なし
HDD増設 なし
価格 直販価格 1万2800円

 センチュリーのNASキットは何種類かが販売されているが、今回扱う「シンプルNAS BOX PLUS 2BAY」(CSS35NAS2B、以下シンプルNAS BOX)は2ベイタイプのHDD搭載数を重視した製品になる。

HDDの取り付けは、中央下に見えるロックをスライドさせてから蓋を開ける。写真の左下に見えるのはHDD固定用のネジ穴中を覗くとこうなっている。HDDは左右で反対向きに付けるので注意したい

 HDDベイを2基装備する一方で、今回取り上げる製品の中では唯一、USBホスト機能を持たない。そのためUSB HDDを追加しての拡張はできない。その一方で、シンプルNAS BOX自体をUSB 3.0 HDDとしてパソコンに直接接続できる、唯一の機器となっている。今回は特にテストしなかったが、普段はNASとして使用し、大量のファイルを一気に転送する場合にはUSB接続で使用するという使い方もあるだろう。

本体背面とACアダプター。USB 3.0 Bコネクタが見える。2台のHDDの構成も背面スイッチで切りかえる

 2台のHDD利用時は、JBOD/RAID0/RAID1の選択ができる。ただし、これは本体背面のスイッチによる設定となり、パソコン側からメニューなどで選択するタイプではない

 スマートフォン対応もうたっており、iOS/Android用の専用アプリ「MySharing CloudSync」を、App StoreやGoogle Playからスマートフォンに導入すれば使える。またDLNAサーバー機能も備える(DTCP-IPには非対応)。

 性能に関しては、スピード自慢が揃った今回の4製品の中では遅い製品ではあったものの、USB 2.0接続HDDよりは高速である。手ごろな価格と後日のストレージ容量アップを考えるなら、悪くない製品だろう。

 明日掲載予定の特集2回目では、これら4製品を用いた性能テストを披露したい。

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