先週末に早くもアキバに登場して話題になった、SIMロックフリーの海外版「iPhone 5」が間髪を入れずに再入荷し、複数のショップで販売中だ。約12万円とやや高額ながらも、まとまった数を仕入れたショップもあり、購入を諦めかけていた人もまだ間に合うかもしれない。
販売を行なっているのは、前回日曜日の販売予告を出したイオシス アキバ中央通店などイオシス系列の各店と、先駆けて土曜日にゲリラ販売を行なったJan-gle秋葉原本店。26日(水)取材時点でイオシス各店では「2モデル合わせて50台あまりが先ほど再入荷した」と説明しており、Jan-gle秋葉原本店でもシルバー&ホワイトの64GBモデルの在庫が確認できた。
週末の販売ではどちらのショップも即日完売の勢いで、今回の入荷分も早晩売り切れてしまうことが想像される。価格は64GBが両店で11万9800円、32GBモデルと16GBモデルは在庫するイオシス各店でそれぞれ10万9800円と9万9800円だ。
ちなみに今回入荷したモデルは、いずれも香港仕入れとなる「GSM Model A1429」。通信方式はLTE 2100(B1)/1800(B3)/850(B5)MHz、W-CDMA 2100/1900/900/850MHz、GSM 1900/1800/900/850MHzに対応している。
さらにiPhone 5からは従来より小型になった新型の「nanoSIM」カードが採用されたため、使用するには既存のSIMカードを「nanoSIMカッター」と呼ばれる専用のカッターで切り抜く必要がある。SIMカードは契約上、携帯電話会社から貸与されるという扱いがほとんどのため、問題なく使用するには多少ハードルは高めといえる。また、国内LTEサービスの利用可否も未知数だ。
イオシス、Jan-gle両店ともにnanoSIMカッター(1500円前後)も併売中。イオシスでは現金決済の場合カッターをプレゼントするほか、同時に下取り金額10%アップのキャンペーンも実施中(iPhone 4S以外も可とのこと)
このように多少問題がなくはないものの、それらすべてを呑み込んでもSIMフリーの最新iPhoneを手に入れたい人には再入荷は朗報だ。仕入れを担当したイオシススタッフによれば「中国の国慶節(10月1日)前後は追加仕入れが難しいため、次回入荷は少し後になるかもしれない」とのことで、まだ入手していない人は月内ゲットを狙おう。
