ミュージックプレイヤーが「WALKMAN」に!
スマホでも高音質で音楽を堪能できる
従来の「ミュージックプレイヤー」が「WALKMAN」に変更され、よりソニー製品らしく統一感が出た。相変わらず素晴らしいのが音質の良さ。イヤホン利用時は奥行き感や臨場感が強調されるとともに、左右から聞こえる音のバランスもよく、重低音のメリハリもきいている。本体スピーカー利用時は、スピーカー特有のシャリシャリ感と音の小ささが軽減され、迫力あるサウンドを楽しめる。どんな聴き方でもいい音で聴けて好印象だ。
音質についての感想はあくまでも筆者の体感だが、音楽プレイヤー「WALKMAN」と同じ複数の音質向上技術の搭載により、スマホとは思えないような高音質で曲を楽しめるのは、まさにソニー製品ならではの魅力だろう。
ただし残念なのは、せっかくのソニーらしさを活かしきれていない点。グループ企業が提供中の定額制聴き放題サービス「Music Unlimited」を音源として利用できないのだ。SXのせいではないし、Music Unlimitedはストリーミング方式なので難しいかもしれないが、音楽に関してはやはりXperiaならではの利点が欲しいところだ。
曲の楽しみ方も充実
友達が共有した楽曲をチェックできる
便利なのが、曲の再生操作をホーム画面でも行なえる点。ウィジェットには再生中の曲のジャケット写真も表示され、分かりやすい。
また、SNSを通じた曲との出合いも新鮮。Facebookの友だちが共有した曲の情報を、「WALKMAN」アプリ→「マイミュージック」→「友達の音楽」で一覧表示できる。友達が共有した曲をホーム画面でチェックできるのも手軽だ。
なお、友達の音楽として表示できる曲は、YouTubeにある曲が中心のようだ。ニコニコ動画やVimeo(Youtubeのような動画共有サイト)、amazon.co.jpにある曲などをさんざん試してみたが、YouTube以外の曲は友達の音楽に表示されなかったことを付け加えておく。
画像アルバムアプリがかなり便利
標準搭載の「アルバム」アプリがかなり使える。撮影した画像や動画を月ごとや場所ごとに振り分けて表示してくれ、「あのときの画像は?」「あそこに行ったときの動画は?」といった感じですばやく探し出せるのだ。
また、サムネイルのサイズをピンチ操作で変更できるのも斬新。動作はきわめてスムーズで、画像を探しやすい。撮影後に位置情報を追加できるので、うっかり位置情報をオンにし忘れて撮影してしまっても安心だ。さらにSNS上の画像を閲覧できたり、編集ツールも使えるなど、このアプリだけでほとんどのことができてしまう。
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