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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第270回

門前の小僧、ならぬ古いお寺の山門猫

2012年09月14日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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ある程度までは近寄ってくるけど、ある程度以上は近寄らせてくれない的パーソナルスペース確保猫でした(2012年9月 オリンパス OM-D E-M5)

ある程度までは近寄ってくるけど、ある程度以上は近寄らせてくれない的パーソナルスペース確保猫でした(2012年9月 オリンパス OM-D E-M5)

 鎌倉のとあるお寺に猫がたくさんいるよと小耳にはさみ……まあネットで見つけたんだけど、鎌倉といえば古社古刹もたくさんあるし、歴史好きにはたまらない場所でもあるわけで、しかも鎌倉の中でも今まで訪れてない方面だったので、じゃあ歴史散歩がてら行ってみるかと駅からぶらぶら2時間近く歩いてみた。

 直行すればすぐなのだけど、当方歴史、特に中世の歴史が好きなので古い道や神社や仏閣を見つけては立ち寄ったり由緒書きをもらったり……猫がいないかキョロキョロしてたりすると時間がかかるのだ。

 到着してみるとけっこう大きな寺院で、参拝客も多く、猫なんているんかなとふと振り返ると、ひょんなところで発見。

くつろいで寝てるところでおじさん(背中だけちょっと見えてます)にいきなり窓を開けられて「ほよ?」って感じの受付猫(2012年9月 オリンパス OM-D E-M5)

くつろいで寝てるところでおじさん(背中だけちょっと見えてます)にいきなり窓を開けられて「ほよ?」って感じの受付猫(2012年9月 オリンパス OM-D E-M5)

 受付にちょこんと座ってたのだ。あ、猫がいたとカメラを取り出したら受付のおじさんが気を利かせて窓を開けてくれたのでその隙に撮影。

 なんかいつも最初の1匹が肝心、って書いているけど、この日もその通りで、撮らせてくれてありがとう、とその場を離れようとすると、脇にあった石碑の下で1匹ぐたーっとしてるじゃないか。

背景といいくつろいでいる場所といい、完璧すぎてお礼を言いたいくらい。起こさないようにそっと撮影(2012年9月 オリンパス OM-D E-M5)

背景といいくつろいでいる場所といい、完璧すぎてお礼を言いたいくらい。起こさないようにそっと撮影(2012年9月 オリンパス OM-D E-M5)

 つまるところ、よほど人に寄り添って生きている猫以外は、人通りを避けてくつろぐもので、人目につきにくい所にいるわけだから、へろへろと歩いてても見つかりにくいのだ。

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