Flipboardは12日、iPad、iPhone、Android向けのソーシャルマガジンソフト「Flipboard」に、日本語の公式コンテンツを30媒体追加したと発表した。また、日本の広告代理店と提携媒体の開拓やアプリの普及をサポートするパートナー提携で合意した。
Flipboardは世界中で2000万人が利用しているソーシャルマガジンソフト。各サイトで公開されているRSSのデータを元に雑誌のようなレイアウトに自動変換し、タブレットやスマートフォンで表示することが可能だ。米国のTime誌の「2010年の発明ベスト50」(“The 50 Best Inventions of 2010”)でも選ばれている。
5月15日に日本語版をリリースした際には、公式にFlipboardをサポートしている日本語コンテンツのRSSがなかったため、表示すると画像の抜けなどの不具合が発生していた。今回、Web展開をしている30媒体がFlipboardをサポートしたことにより、美しくデザインされたページ表現が可能になった。
公式サポートを表明しているのは以下の30媒体。サポート媒体については順次増やしていきたいとしている。
GQ JAPAN、WIRED、GINZA、COLOCAL、dacapo、Engadget Japanese、TechCrunch Japan、autoblog、Aol Celebrity、日経ビジネス、Tech-on!、ITpro、朝日新聞デジタル、ナショナル ジオグラフィック日本版、ダイヤモンド・オンライン、MISS、Begin、MEN'S EX、25ans、MEN'S CLUB、UOMO、MEN'S NON-NO、食べログ、Facebook navi、MdN Design Interactive、Autocar Japan、ダ・ヴィンチ電子ナビ、ミルクジャポン、Sumally、Unbar。
(OPENERS、CLASSY.ONLINE、i-VoCE、美レンジャーも近日中に対応予定)
また、今回の日本語公式コンテンツ配信の発表と合わせて、電通、アサツーディ・ケイ(ADK)、サイバー・コミュニケーション(CCI)、ADKデジタル・コミュニケーションズ(ADDC)といった広告代理店と公式パートナーシップを提携したと発表した。
米国などではFlipboard上に雑誌のような1ページ広告を挟み込むことで同社の収益もととしているが、これを日本でも展開する。広告はコンテンツのテイストに合わせて広告代理店側が選択。バナー広告のように、誘導ページや商品購入ページなどの導線としたいとしている。広告収益はFlipboardと掲載媒体、広告代理店が按分するとのこと。広告ページの差し込みは2013年前半を目標にサービスインしたいとしている。