LB-D720B-SHはデスクトップ並みのハイエンド仕様

17型フル仕様ノート「LuvBook D」はツインドライブ+GT650M搭載

文●千駄木りん

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動画編集なども快適な操作性を誇る

 底部の手前にはステレオスピーカーを配置。また、オーディオ機能もハイ・ディフィニションオーディオに加え、「THX TruStudio Pro」規格にも対応しており、ハイクオリティなサウンドが体感できるのもうれしいところだ。

 また、液晶上部の縁には200万画素のWEBカメラを内蔵し、ビデオチャットやソーシャルアプリなどで活躍が期待できる。キーボードはアイソレーションキーボードを採用しており、キーそれぞれを独立して配置。キー自体はピッチが約19mm、ストロークは約2mmで、たわみもなく打鍵感は良好だ。しかし、一部のキー(「_」や右側の「shift」など)が約14mmと狭くなっている点は注意したい。

 インターフェイスは、右側面に光学式ドライブとUSB2.0×1、ステレオヘッドホン、マイクロホン、S/PDIF端子差込口が並ぶ。対して左側面には、USB3.0×2やeSATAポート(USB3.0と共用)、ミニD-Sub15ピン、ネットワーク(ギガビットEthernet)インターフェイス、マルチカードリーダーを配している。

光学式ドライブと音楽系端子を持つ右側面

 通気口は左側面に配置されており、ここから排気熱が吹き出る仕組みだ。しかし、高付加時でもファンの音は静かで熱もそれほど感じることはない。そもそも「LB-D720B-SH」は大型筐体を有しており、小型ノートPCのようにひざの上で使用するというシチュエーションは考えにくいので、排気熱に関してはあまり気にすることはないだろう。

左工面にはUSBやeSATAポートと通気口

 なお、動画編集や音楽再生、画像、データコピー・バックアップなどは、サイバーリンクの「Blu-ray Disc Suite」によって統合的に管理が可能だ。このアプリケーションは、同社の『Power2Go』『PowerDVD』『PowerProducer』の機能が統合されており、「音楽」「ムービープレー」「動画」「データ」「コピー&バックアップ」といったメニューが用意されている。ユーザーはこれらの機能を使用する際、ソフトを各々に起動することなく、アプリ側が最適なソフトを選択して実行してくれるという便利なもの。また、これらのソフトもマシンパワーが十二分にある「LB-D720B-SH」においては、軽快な動作で使用できる。

 バッテリーの駆動時間は約3時間と長くはない。だが、重さ約3.2kgの「LuvBook D」は、個人ユースで書斎に設置、もしくは家族みんなとリビングに設置して共有するノートPCであり、家中でも持ち運びするシチュエーションは少ないと思われる。なので、ちょっとした移動の際の駆動時間と考えれば十分ではないだろうか。

 さらに、消費電力とCO2排出量についても調査してみた。アイドル時と『デビルメイクライ 4』のベンチマークソフトを稼動している際とでの比較は以下の通り。

アイドル時(何もしていない状態)

『デビルメイクライ 4』ベンチマークソフトを動かしている状態



マウスコンピューター/G-Tune


(次ページ、「大画面・高性能ながら低価格を実現」に続く)