LB-D720B-SHはデスクトップ並みのハイエンド仕様

17型フル仕様ノート「LuvBook D」はツインドライブ+GT650M搭載

文●千駄木りん

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基本を押さえた堅実な造り

 それでは、まず「LuvBook D」シリーズのボディ回りから見ていこう。幅413×奥行き277.5×高さ17.1~41.5mmと筐体は大きいが、約3.2kgという重量に収まり、見た目ほど重さを感じない。底部には大型のゴム足が4方4カ所に配置され、安定感も良好だ。最大開閉角度は約140度となっている。

幅と奥行きに加え、厚みもなかなか。大型ゴム足による安定感が嬉しい

 キーピッチは約19mm。タッチパッドの大きさは約90×66mmで、周辺がヘアライン加工されており、タッチパッドは若干滑り止めが利いている。不用意なポインタの移動も少なく、使いやすいものとなっている。クリックボタンは左右分離式で、ブラインドタッチでタッチパッドを使用するときも、ボタンの位置を目で確認することなく操作が可能だ。また、タッチパッドの上部にはマイクが内蔵されており、ビデオや音声チャットなどでの利用が可能となっている。

 その他、キーボード上部にはインジケータランプのほか、VGA切り替えボタンや無線LAN、スピーカーのミュート、カメラといったホットキーを配置。ワンボタンで各種の切り替えや起動が行なえるのは便利だ。

テンキーも搭載するキーボード

 肝心の本体性能はというと、Core i7-3610QM、8GBメモリ、インテル HD グラフィックス 4000のほか、NVIDIA GeForce GT650Mを搭載で、CPUやグラフィック性能でも価格面を考慮すると、他メーカーの機種より一歩先を行く性能を誇っている。なお、実測値で起動までの所要時間は約22秒、シャットダウンまでが約11秒、スリープ状態からの復帰は約2.8秒だった。

 「LB-D720B-SH」のストレージは信頼性の高いインテル SSD 520シリーズの120GB SSDを採用。さらに500GB HDDを搭載しているツインドライブ仕様で、SSDの高速処理とHDDの大容量保存領域の、両方の恩恵を受けられる。ちなみに今回の試用機は120GB SSD+1TB HDDにカスタマイズされたものとなっている。



マウスコンピューター/G-Tune

(次ページ、「NVIDIA Optimusテクノロジに対応」に続く)