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初めてから始めるスマホ生活 第3回

スマホメーカー解説 後編

スマホメーカーはたくさんあるよ! 国内外をまとめて解説

2012年07月24日 12時00分更新

文● 小山安博

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もっとメーカーも知ってほしい

 前回紹介したスマホメーカーに引き続き(関連記事)、後編でもさらに各メーカーを紹介する。メーカーを知ることで、自分のスマホに愛着がわいたり、とくにこれからスマホデビューを考えている人は、どんなメーカーがどのような端末を開発しているのかを知ることでスマホ選びの基準にできるだろう。もちろん、友達との会話上でウンチクを披露するのも可だ。

薄型・防水が真骨頂!
NECカシオモバイルコミニュケーションズ

 ケータイ(フィーチャーフォン)時代は「N」シリーズで人気のNEC。さらにカシオ計算機と日立製作所の合弁会社であるカシオ日立モバイルコミニュケーションズが統合されたのが、NECカシオモバイルコミニュケーションズだ。会社の設立自体は2009年12月だが、カシオ日立との統合は10年6月になり、現在の出資比率はNECが70.74%、カシオが20%、日立が9.26%となっており、NECの連結子会社である。

2009年に3社が統合されて発足した「NECカシオ モバイルコミュニケーションズ」

 現在、日立ブランドの携帯電話は発売されておらず、NECとカシオの製品が開発されている。

 伝統的にNECはNTTドコモ向け、カシオはau向けがメインだったが、どちらも他キャリアへの端末供給がないわけではない。現状でいえば、MEDIASブランドのスマートフォンとタブレットはドコモ向けがメインだが、au、ソフトバンク向けには1機種ずつあり、さらにカシオのG'zOneブランドのスマートフォンはauのみだ。

 NECカシオのメインとなるのは「MEDIAS」シリーズで、初代となるのは2011年3月の「MEDIAS N-04C」。当時、Androidで世界最薄という7.7mmの厚さを実現。Nシリーズのスマートフォンであり、世界最薄という先進性が注目を集めた。この最薄モデルに防水機能を追加したのが、同年9月発売の「MEDIAS WP N-06C」。さすがに7.7mmとはいかなかったが、それでも7.9mmという薄さを実現しながら、IPX5/IPX7の防水性能を実現。日本では防水ケータイがすでに一般的で、このあとスマートフォンも防水対応が増えていった。

MEDIASシリーズのスタートがこの「MEDIAS N-04C」だ

全部入りでこの薄さを実現した「MEDIAS WP N-06C」

 前後するが、カシオの国内向けタフネススマートフォン「G'zOne IS11CA」が同年7月に登場。IPX5/IPX8の防水、IP5Xの防塵、耐衝撃性能を備えており、カシオらしいスマートフォンとして話題になった。

ケータイでも人気が高かったブランド名を冠した「G'zOne IS11CA」

 その後、MEDIASシリーズは順調に代を重ね、2012年2月の「MEDIAS LTE N-04D」でドコモのLTE通信「Xi」に対応。同年3月の「MEDIAS ES N-05D」では厚さが6.7mmまで薄型化された。同じく3月に7型サイズのタブレット「MEDIAS TAB N-06D」も投入し、ラインナップを拡充した。

ドコモのXiに対応した「MEDIAS LTE N-04D」

驚異的な薄さの「MEDIAS ES N-05D」

NOTTVも見られるタブレット「MEDIAS TAB N-06D」

 MEDIASシリーズは、au向けには2011年12月に「MEDIAS BR」が、2012年1月にはソフトバンク向けに「MEDIAS CH 101N」も発売されている。今夏のモデルでは、7月に「MEDIAS X N-07D」が発売され、「薄型で防水」というMEDIASの特徴をキープし続けている。

女性向けを意識しつつもハイエンドスペックの「MEDIAS X N-07D」

ソフトバンクの「MEDIAS CH 101N」

女性にターゲットを絞った「MEDIAS BR」

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