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初めてから始めるスマホ生活 第2回

スマホメーカー解説 前編

スマホを出しているメーカーって一体どんなのがある?

2012年07月03日 12時00分更新

文● 小山安博

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ソニーとの一体化を進めて進化を目指す
ソニーモバイルコミニュケーションズ

 もともとソニーの携帯電話事業が不調になり、スウェーデンのエリクソンと合弁会社を設立したのがソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ。ここからさらに、ソニーが株式買収で完全子会社化したソニーモバイルコミニュケーションズが今年設立され、ソニー直下でグローバルメーカーとして新たにスマートフォンの開発に注力することになっている。

そのデザインが世界的に評価されているXperiaシリーズ。これは最新モデルの「Xperia GX」。背面のくびれがセクシーだ

 そのソニーモバイルのスマートフォンブランドが「Xperia」だ。初代は2010年4月にドコモから発売された「Xperia」(グローバルモデルとしての名称は「Xperia X10」)で、当時はまだソニー・エリクソンとして販売していた。国内では2機種目のAndroidスマートフォンで、独自のUIとソニエリのブランド力が人気につながった。

グローバルメーカーながら
国内向けカスタマイズも強力に展開

 後継機種として2011年3月に「Xperia arc」が登場。独特の薄いボディに洗練されたデザイン、新開発の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for Mobile」を始め、独特のUIも健在で、高い人気を誇った。

初代Xperia。もう2年前の機種になるが、古さを感じさせないデザインだ

 このXperia arcをベースに、おサイフケータイ(FeliCa)、ワンセグ、赤外線通信という国内の独自機能を盛り込んだのが「Xperia acro」で、ソニエリ初のau向けスマートフォンとして2011年6月に、ドコモからは7月にそれぞれ発売され、ラインナップが拡充された。

 同年8月には「Xperia ray」が発売。ボディーをコンパクトにして、シンプルにスマートフォンを使いたいユーザーをターゲットにした。同年11月には、スライド式のゲームパッドを搭載し、ゲームに特化した「Xperia PLAY」が発売された。スマートフォンとしてはXperiaだが、初代PlayStationのゲームが楽しめる「PlayStation Suite」(当時。現在は「PlayStation Mobile」)に対応した初めてのスマートフォンとして話題を集めた。ゲームコントローラーがあり、十字キーとボタンを使った操作が可能と、見た目は完全に携帯ゲーム機だった。

 前後するが、10月にはイー・モバイルから「Sony Ericsson mini」(グローバルでの名称は「Xperia mini」)が発売される。ブランド名こそつかないが、イー・モバイル初のXperiaであり、超小型のスマートフォンとして話題になった。

ソニー製品との連携はさらに強化される?

 2012年2月には「Xperia NX」が発売される。本体の一部が分離したような独特なデザインの採用やパフォーマンスの向上などが図られている。3月には国内機能に対応した最新モデルとして「Xperia acro HD」がドコモとauから発売された。

 夏モデルとして「Xperia SX」「Xperia GX」の2モデルがドコモから発売予定となっており、GALAXYと同様にドコモのフラッグシップに位置づけられている。海外でも一定の支持を得ているXperiaブランドであり、独自UIやデザインには支持者も多い。ソニーの完全子会社となり、今後、ソニーの製品群との連携のさらなる強化が期待されている。

まもなく発売を控えている最新のXperia、「Xperia SX」。ディスプレーは大型化の傾向があるが、その逆を行く3.7型ディスプレーを採用したコンパクトモデル

国内スマートフォンメーカーの雄
シャープ

 国内メーカーとしてAndroidスマートフォン歴が長いのがシャープだ。最初に登場したのは2010年6月にauから発売された「IS01」で、同じ端末がドコモから7月に「LYNX」として発売されている。これはキーボードを搭載したノートPCタイプの異色製品で、独特の位置づけだった。

すべてのキャリアにブランド展開しているAQUOS PHONE。これはauの夏モデル「AQUOS PHONE SERIE」。Android 4.0で1.5GHzのデュアルコア、全部入りでWiMAXも対応と、スキがない

 文字通りのAndroidスマートフォンとしては、同年11月にauから発売された「IS03」がある。Androidスマートフォンとして初めておサイフケータイに対応、ワンセグや赤外線通信も搭載したことで人気となった。12月には、さらに3D液晶を搭載した「LYNX 3D」がドコモから、「GALAPAGOS 003SH」がソフトバンクから発売されている。

 その後、2011年2月に「GALAPAGOS 005SH」(ソフトバンク)、3月に「IS05」(au)を発売。5月の「AQUOS PHONE SH-12C」(ドコモ)からは「AQUOS PHONE」ブランドに統一された。

主要3キャリアに多様な製品を提供する

 キーボード付きやテンキー付き、2つのカメラとセンサーによる3D撮影、3D液晶と独自のスペックを備えた端末を、3キャリアに向けて提供しているのがシャープであり、AQUOS PHONEは一大ブランドに成長している。

 今夏のモデルでは、「AQUOS PHONE sv」「AQUOS PHONE ZETA」「AQUOS PHONE st」(いずれもドコモ)、「AQUOS PHONE CL」「AQUOS PHONE SL」「AQUOS PHONE SERIE」(いずれもau)、「AQUOS PHONE Xx」(ソフトバンク)という機種ごとのモデル名もつけられ、積極的にブランドを展開している。ソフトバンク向けには「PANTONE 5」も提供。放射線測定機能を内蔵したスマホということで、話題になった。シャープ独自のUIを開発し、さらなるブランド構築を図っている。

 シャープらしい画面の高画質や積極的な商品展開、特に最近の安定したパフォーマンスなど、AQUOS PHONEのブランドは広く認知されてきている。

スマホ向けテレビ「NOTTV」に対応した「AQUOS PHONE SH-06D」。

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