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Ivy Bridge搭載でさらに魅力が高まった

スタミナ抜群の新「レッツノート SX2」に刮目せよ!

2012年06月19日 11時00分更新

文● 広田稔、写真●篠原孝志(パシャ)

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第4世代の「SX」をブラッシュアップ!

 ひとくちにノートパソコンといっても、画面サイズによって用途が大きく変わってくる。12~13インチは、持ち運びやすさと画面サイズの大きさを両立したいニーズにぴったりのカテゴリーだ。

 レッツノートでいえば、古くはS/Nシリーズが該当する。そのS/Nがレッツノート15周年を迎えた今年、SX/NXとしてリニューアルした(関連記事)。SX2/NX2は、その2世代目にあたる製品で、主にCPUとスマートフォン対応を強化している。

 Sシリーズからの乗り換えを考えている人向けに、前回のSX1から受け継いでいるポイントを軽くまとめると、まず外観が大きく変わって本体底部がフラットになった。以前は液晶のヒンジ側が厚くて「ずんぐりむっくり」なかわいい(?)感じだったのが、一気にダイエットしてスリムになった印象だ。手提げカバンに入れても、Sシリーズよりかさを取らない。

前面と背面。S10以前は背面側が厚かったが、SX1以降はスリムになっている。(写真はバッテリーパック(S)装着時)

本体左側にはUSB 3.0が2基、VGA出力、HDMI出力、右側にはSDカード、USB 2.0、Ethernetの端子をそれぞれ用意

キーボード面

薄くてもDVDスーパーマルチドライブ搭載

 画面の解像度もアップしており、12.1インチワイドながら1600×900ドットとかなり精細だ。以前のS10では1280×800ドットなので、画素数にして約4倍。特に横方向の解像度が広がったので、ウェブページやPDF資料を広げながら、レポートを書いたり、表計算でグラフを作るといった際に作業しやすくなった。また、一部のモデルを除くと、バッテリーとACアダプターがそれぞれ2種類付属するようになっており、モバイラーにとってはうれしいはずだ。

バッテリーは軽さを優先した「S」と長時間駆動の「L」が、ACアダプターは持ち運びが楽な「ミニ」と、据え置きに向いた「標準」が用意される(バッテリー駆動時間は後述)

 そうした新要素を盛り込む一方で、旧来からの特徴であるタフさは損なっていない。満員電車の圧迫でも持ちこたえてくれるという耐100kgfのボディーや、動作時に一般的な机の上から落としても壊れにくい、76cm落下試験を実施などといった点はきちんとおさえている。

 パナソニックでは、従来レッツノートでうたっていた「軽量、長時間、頑丈、高性能」という4つのコンセプトに「洗練」を加えて、SXシリーズを第4世代として位置づけている。そのリニューアルをさらにブラッシュアップしたのが、今回のSX2といえる。

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