荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第253回

都会のど真ん中の公園にも猫はいる！　「OM-D」で猫探し

ベンチの下を探してみたら……どんどん発見！

　なぜこんな真っ昼間に猫が散歩しているんだ、と思ったら、ちょうどお昼時なのだ。お昼になるとここでお弁当を食べたりパンを食べている社会人の方々が大勢いるのだ。そのおこぼれを狙っているに違いない。

　ってことは、ベンチの下を探したらもっといるんじゃないか、と公園内を散歩。ベンチの下を気にしながら歩いてる、なんてかなり不審者っぽいけどそれはそれってことで、案の定、発見。

どこの猫もベンチの下が好き。特にこの日は暑かったしね。わたしがしゃがみ込んだのが気になったか、じーっとこっちを見ててくれました（2012年5月 オリンパス OM-D E-M5）

　お、バレたか、って顔で見つめられてしまった。

　ベンチの下って日差しを避けられるし、歩いている人にはほどよく死角になっていいもんね。

そーっとお店に向かう猫。警戒しながら入って行くところを見ると、ここで飼われているわけではないらしい（2012年5月 オリンパス OM-D E-M5）

　中にはこんな堂々とした猫も。とことこと階段を上ってお店に入っていったとさ。

　いかん、思わず猫を見つけてしまったばかりに次の用事に遅れそうだ。

草むらの奥に隠れていた黒猫。ちょっと警戒心が強かった（2012年5月 オリンパス OM-D E-M5）

　と、帰ろうとすると、草むらに隠れるように黒猫が。ちょっと逃げ腰だったので無理に近寄らずにそっと狙ってみた。

　それにしても、今まで何度か訪れて一度も出会えなかったのに、1匹見つかるとどんどん現われる。1匹見つけたとたん、目が猫探索モードに切り替わったかのように見つけちゃうのだ。面白いもんですな。

筆者紹介─荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイ ン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを探す日々。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい！』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』（ソフトバンク新書）。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/