NTTドコモからサムスン電子製のスマートフォン「docomo NEXT series GALAXY Note SC-05D」が発売されて、そろそろ1ヵ月経った。スマートフォンでは最大級の5.3インチ有機ELディスプレー搭載と、専用スタイラス「Sペン」による手書き機能に重点を置いたスマートフォンで、記者が面識のあるベテランライターの方々にも、これを買って使っている人は多い。
物の良さはもちろん、サムスンの積極的なプロモーション戦略も当たり、全世界で500万台以上売れたという(関連記事)GALAXY Noteだが、日本ではそこまでの勢いはなく、「思いのほか苦戦しているのでは」という声を聞くこともある。
試用機ではあるが、数週間毎日携帯して使い込んだ記者は、GALAXY Noteの使い心地を非常に気に入っている。はたして何がそんなにイイのか? じっくりレポートしてみたい。
なお、今回は通常のNTTドコモSIMではなく、日本通信のLTE対応SIM「カメレオンSIM」(マイクロSIMタイプ)を使用している。5月上旬時点では、カメレオンSIMの動作確認端末にGALAXY Noteの名前はないが、まったく問題なく使えている。データ通信専用なので音声通話はできないが、対応回線はNTTドコモのXi+FOMAネットワークなので、速度面でも遜色はない。
片手で持てる最大サイズ!
軽快動作と大画面が合わさり最強に見える
冒頭でも述べたとおり、GALAXY Noteの画面サイズは5.3インチ。画面解像度は800×1280ドットと、一昔前のワイドノート並みである。ドコモの現行製品である2011~2012冬春モデルスマートフォンの画面サイズは、おおむね4~4.5インチ程度だから、1インチ近く大きい。iPhone 4Sの3.5インチに比べれば1.5倍だ。
記者は以前から、「5インチサイズが持ち歩くベストサイズである」と主張していたので(関連記事)、GALAXY Noteは理想的なサイズと感じている。広い画面はウェブブラウズ時にパソコン並みの情報を見やすく表示できて快適だし、アプリを使う際の見やすさにもつながっている。画面が広いとソフトウェアキーボードを使う際の誤入力もしにくい。
手に持った際のホールド感もいい。5.3インチという数字のイメージから、「片手で持つには大きすぎるのでは?」と思う人もいるだろう。しかし、成人男性としてはやや手の小さい記者でも、片手で持つのに苦労はしない。むしろ横幅が適度なためか、手の中にちょうどよく収まる。記者は「BOOK☆WALKER」アプリを使い、スマートフォンで電子書籍を読んでいるが、4.5インチサイズのスマートフォンだと、フォントサイズが中サイズでもやや小さく、目が疲れやすいと感じていた。GALAXY Noteでは同じ中サイズのフォントでも、画面上に表示される文字サイズが小さすぎず読みやすい。
