5月8日、リコーはクラウドプリンティングサービス「FlexRelease CX」を同社のクラウド基盤に構築し、企業向けにサービスを開始した。
FlexRelease CXは、クラウド上のデータを対応の複合機・プリンターからリモート出力するクラウドプリンティングサービスで、社内ネットワークにつながっていないデバイスからのロケーションフリー印刷が実現する。専用のサーバーやシステムは不要で、月額課金のサービスとして提供される。
利用の際には、IDとパスワードによる認証を行ない、Webブラウザーやメール、iPhone/iPadなどのアプリからファイルをアップロードし、ドライバレスで印刷することが可能になる。また、PC用のプリンタドライバも開発し、各アプリケーションから詳細な出力指示を出すことも可能になるという。
サービスを利用するには、デジタル複合機に「imagio VMカード(2万円)」の装着が必要。また、リコーのクラウドサーバーに接続するためのアプリケーション「FlexRelease CX Embedded」(無償)を デジタル複合機に導入する必要がある。標準価格は、出力機器あたり2500円/月(税抜)となる。
今後は企業内の認証サーバーと連携させ、よりセキュアな印刷環境を提供していく予定。