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256GBが3万円台! どれを買う? 春のSSD特集 2012 第3回

再インストールなんかいらない? OSをSSDに入れ替えろ

2012年04月25日 12時00分更新

文● 二瓶 朗

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ドキュメントフォルダーの格納場所を変更しよう

 Cドライブの整理が済んだら、次はデータドライブの設定だ。「マイドキュメント」「マイピクチャ」「マイビデオ」「マイミュージック」といった、個人ファイル用フォルダーの格納場所を、Cドライブ以外に移動する。

 データ用ドライブとして用意したHDDを接続したら、そこに「Documents」「Pictures」「Videos」「Music」といったフォルダーを作成しておく。そして「マイドキュメント」フォルダーのプロパティを開いたら、「場所」タブの「移動」から、データ用ドライブに作成した「Documents」を指定して、格納場所を変更する。そのほかのフォルダーについても、同様の作業をしておこう。なお場所の変更をしたときに、自動で各フォルダー内のファイルもコピーされる。

個人用フォルダーの格納場所を「プロパティ」の「場所」から変更する

SSDの接続とデータのコピー

 Cドライブのダイエットが済み、移行するSSDのサイズよりHDD内のデータ量が小さくなったら、いよいよSSDへのデータコピーだ。

 まずはSSDをパソコンに接続する。デスクトップパソコンの場合は、空いているSATAポートにSSDを接続すればいいが、ノートパソコンの場合はSATA-USB変換ケーブルなどを利用して接続する必要がある(デスクトップに空いているSATAポートがない場合も同様)。

 次に、HDDクローンツールを使ってデータをコピーする。今回はEaseUS Partition Masterを使うので、その手順を説明しよう。基本的にウィザードに従うだけでいい。

コピー元としてCドライブを指定し、「Copy」をクリックする。CドライブのデータサイズがSSDの容量よりも小さければ、パーティション全体のサイズは気にしなくてもいい。ここでは「Disk1」(HDD、1TB)から「Disk3」(SSD、256GB)へデータをコピーする

コピー先のドライブとしてSSDを指定する

Windowsがシステム用に確保している「システムで予約済み」のパーティション(この例ではGドライブ)も、サイズを調整してコピーする

 これでコピー設定が完了したが、コピー自体はまだ実行されていない。Partition Masterのメイン画面で「Apply」をクリックすると、いったんWindowsが再起動し、その際にデータコピーが実行される。

再起動中にデータのコピーが実行される

 データのコピーが完了したら、これまでシステムの入っていたHDDを取り外し、SSDから起動するようにBIOSの設定を行なえば、いままでと同じシステムがSSD上で動作する。快適SSDライフの始まりだ。

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