筆者は毎晩バーをはしごするのが趣味で、知らない人とコミュニケーションを取ることが多い。そんなときにスマートフォンは手放せないツールで、特に写真が活躍してくれる。それなのに、周りを見ると端末で撮影した写真くらいしか扱っていない人が多い。スマートフォンでは昔の紙焼き写真から一眼レフで撮影した写真まで管理・閲覧できる。今回は、スマホで写真を賢く管理する技を紹介しよう。
写真をiPhone・Androidで管理する基本方法
まずはスマートフォンに写真を転送する基本的な方法をおさらいしておこう。iPhoneの場合は、iTunesを利用する。iPhoneをUSBケーブルで接続し、「写真」タブで共有するフォルダーを選択すればいい。初期設定では「ピクチャ」フォルダーが表示されているが、特定のフォルダーを指定することもできる。
iTunes経由で写真を転送すると、フォルダー分けできるのがポイント。iPhoneの「写真」アプリではフォルダー分けができないので、うれしいところだ。iPhoneのカメラで撮影した写真もカメラロールに入れっぱなしではなく、一度PCに取り込み、フォルダー分けしておくと後で見やすくなる。
あまり写真を持っていない人なら、「ピクチャ」フォルダーを写真の保存場所にしてもいい。しかし、大量の一眼レフ写真を持っている場合、全部同期するのは避けたいところ。メモリー容量を消費してしまうし、同じようなカットが複数続くのも意味がない。そこで、スマホに転送するためのフォルダーを作成しておくことをお勧めする。不要なカットを削除し、スマホに入れておきたい写真だけをコピーしておくのだ。元のフォルダーはDVDにでも焼いておけばいい。実際、この作業を行なったあと、元のDVDから写真を探すことはほとんどなくなる。
このときのフォルダー名やサムネイルだが、何もやましいことがなくすべてつまびらかにできるなら問題ない。ただ、人によって見せられるフォルダーが違うことも多いだろう。そのため、あまり詳細な日付や内容にしておかない方がいいかもしれない。なぜなら、愛犬の写真を表示するためにアルバムを開く際、フォルダー一覧を見られ、「熱海黙示録」とか「ラスベガス豪遊記」とかがあると、そちらも見せるようにせがまれるためだ。男には男の友人には見せたいが、気になっている女性には見せられない写真もあるのだ。「熱海旅行」「ウィン」とかにしておくといいだろう。なお、サムネイルはそのフォルダーの先頭の写真になる。チェックして駄目そうなら、他の写真とファイル名を交換しておこう。
Androidスマートフォンの場合、SDメモリーカード内の「DCIM」フォルダーに写真をコピーすればいい。フォルダー分けも可能で、PCはもちろん「ESファイルエクスプローラー」のようなファイラーアプリを利用すれば、Android端末でも作業できる。
iTunesは写真を転送する際に、自動で適切なサイズにリサイズしてくれるが、Androidの場合は自分で処理をする必要がある。一眼レフで撮影した元画像を転送していたら、メモリーがいくらあっても足りない。端末の液晶サイズ、もしくはその2~4倍程度の解像度にしておくといいだろう。縮小する際はフリーソフトの「縮小専用AIR」が使いやすく、お勧めだ。写真を印刷するような場合には、バックアップしてある元画像を利用すること。ファイル名で検索すればすぐに見つかるはずだ。
この連載の記事
-
第342回
トピックス
低解像度の古い写真を高画素化するAI「Topaz Gigapixel AI」で印刷品質にするワザ -
第341回
iPhone
iOS 16で変わった時計のフォントは変更可!? ロック画面を思いっきりカスタマイズしよう -
第340回
スマホ
バッテリー消耗問題が解決したiOS 15.4の新機能をチェックする -
第339回
スマホ
新顔のスマートリモコン「Nature Remo mini 2」で家中の家電をスマホでオンオフするワザ -
第338回
iPhone
格段に進化したiOS 15! イチオシの新機能10を一挙紹介 -
第337回
トピックス
標準機能が充実しているVivaldiブラウザーに乗り換えればウェブ閲覧が超快適になる -
第336回
トピックス
3000円以下で手に入る防水防塵ナイトビジョン対応の高性能監視カメラ活用術 -
第335回
iPhone
スマートトラッカーの決定版「AirTag」を活用して探し物を即見つけるワザ -
第334回
トピックス
今年ブレイクの予感!? ありとあらゆる情報を一元管理するサービス「Notion」がイチオシのワケ -
第333回
トピックス
もっと便利に活用しよう! Googleスプレッドシート使いこなしテクニック 7選 -
第332回
トピックス
Windows 10標準ブラウザー「Edge」がChromeの機能を使えるようになっているの知ってた? - この連載の一覧へ