新型iPad(以下、便宜的にiPad 3と呼ぶことにする)を手に入れたなら、たっぷりと自慢したい。見た目がiPad 2とほとんど変わらないので、自分からしっかりとアピールする必要がある。今回は、知人にiPad 3をたっぷり自慢する技を紹介しよう。
キレイになったカメラと液晶で魅せる
iPad 3の最大の特徴は2048×1536ドットと超高解像度のRetinaディスプレー。フルハイビジョンが1920×1080ドットなので、約1.5倍だ。この高解像度がたった9.7型のタブレット端末に表示されるのは驚き。264ppiという細かさなので、はっきり言ってドットが見えない。これまではどんなに高精細を謳っていても、目を近づければドットが見えていたが、iPad 3は紙の印刷物のように見える。
ウェブページを表示すると、表示エリアは従来と同じだが、文字が格段にキレイになっているのがわかる。ジャギーがまったくないのだ。どんなに拡大しても、キレイに表示される。筆者にとっては感動ものの違いなのだ。とはいえ、タブレット端末を持っている人でない限り、なかなかフォントのキレイさなどわからないもの。そこで、写真を表示してみよう。
一眼レフで撮影した高解像度の写真なら、iPad 3の方が圧倒的にキレイに表示される。被写体によっては、本当にそこにあるような立体感さえ出てくる。色温度も低くなり、青白かったiPad 2と比べると自然な感じになった。
以前のパーティーやイベントの写真を例としてお見せしよう。カメラの液晶やスマートフォンで写真を見たことがあったとしても、iPad 3で見るとまた格別。犬や猫などはその場にいるような感じで、盛り上がること間違いなしだ。以前のiPadやほかのタブレット端末のユーザーなら、なおのこと違いがわかるだろう。
その人と一緒に写っている写真やペットの写真がないなら、その場で撮影してみよう。iPhone 4Sで撮影した写真をフォトストリーム経由で表示してもいいのだが、その場合は2048×1536ピクセルの約300万画素にリサイズされてしまう。iPad 3の液晶で表示するにはぴったりなのだが、拡大すると荒くなってしまう。せっかくiPad 3のカメラは500万画素に強化されているので、ぜひ活用したい。
撮影方法は従来と同じ。端末が大きいので使いにくいが、その分がっつりプレビューできるのでベストショットを一発で決めよう。800万画素のiPhone 4Sほどではないが、500万画素もあれば十分キレイに撮れる。Retinaディスプレーで拡大して楽しみたい。イマドキは、iPadの操作くらいは誰でもできる。端末ごと渡して操作させてあげよう。その際、少々操作ミスをしたくらいで見られてはいけないものが表示されないように注意すること。最低限、Webブラウザー、写真、メールなどはチェックしておこう。
残念なのがインカメラだ。解像度は640×480とiPad 2と変わらず。iPadでツーショットを自分撮りする場合、相手と相当接近できるのでいいのだが、この画質では使いにくい。もうちょっとどうにかしてほしいところだ。
「リビングの情報収集端末&フォトフレームとして活用」で紹介したように、iPad 3をフォトフレームとして利用することも、もちろん可能。ただ、オブジェとして利用するフォトフレームにはRetinaディスプレーはオーバースペック。逆に、iPad 3を買うことでお役御免になった以前のiPadをフォトフレーム専用にするといいだろう。

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