T教授の「戦略的衝動買い」 第187回

ポメラを有効活用できるAndroid対応カードリーダーを衝動買い

SDメモリーカードだけじゃない
USB接続のHDDも接続可能

　実際に筆者が普段使っているUSBメモリーの1つをカードリーダーの一番左側のUSBポートに挿入してみたところ、Android用の無料アプリである「File Manager」でUSBメモリー内のデータは難なく読むことができた。そして任意のデータをGALAXY Noteのメモリーにコピーや移動することが可能だった。同じ処理は、microUSBカードでも、ソニーのUSBHDDでも同様に問題なくできた。

まず、カードリーダーをGALAXY Noteの下部にあるmicroUSBポートに接続

日常使いのごく一般的なUSBメモリーを接続したが、Android用のフリーアプリ「File Manager」で難なくファイルのコピーや移動、削除、ディレクトリ作成などが可能だった

USBストレージが接続されると画面のような表示がされる。パソコンと同じで、USBメモリーを抜き取るときはお作法通りやったほうがエラーは少ないだろう

SDメモリーカードもまったく同じようにファイル処理が可能だった

当然、microSDメモリーカードもOK

悪乗りで、米国で買ったソニーの5GB HDD（メカニカル）も挿入してみたが、当然ながらUSBメモリーと同様の操作感覚で稼動した。大容量のHDDは電源パワー不足を外部から補う必要があるだろう

　実は、筆者が一番やりたかった事は、軽量で電池が長持ちすることで便利な「ポメラ」で書いた原稿を内蔵したSDメモリーカードに記録して、そのSDメモリーカードを抜き取り、Androidスマホである筆者のGALAXY Noteで編集部やそのほかの任意の人宛てに送ることだった。これができるとOn The Way環境でも、最小限の持ち物でネットを活用して便利に仕事ができる。

ポメラ内蔵のSDメモリーカードに記録した原稿ファイルを、カードリーダー経由でAndroidスマホから送ってみる準備を行なう

　実際にやってみると、当然のことだが、これも極めて簡単にクイックに実現してしまった。まず、ポメラから原稿データが記録されているSDメモリーカードを取り出し、GALAXY Noteにカードリーダーを取り付け、その1つのポートにSDメモリーカードを挿入する。

　GALAXY Note上でGmailを起動して、宛先やタイトルを入力し、アタッチ（添付）ファイル選択に進む。任意のファイルを指定するために、筆者の場合はフリーソフトの「File Manager」を起動し、カードリーダーを現す[usbStorage]をクリック選択。カードリーダーに挿入されたSDメモリーカードのファイルの中から目的の原稿ファイルである「FRISSON.txt」を選ぶ。たったそれだけの操作で、ポメラで入力した原稿ファイルをAndroidスマホを使って希望の送り先に添付・送信が可能だった。

宛先やタイトルを書いて添付ファイルの選択に入る

フリーソフトの「File Manager」を起動してカードリーダーに接続されたSDメモリーカードの内容を見る

カードリーダーに接続されたUSBメモリーやSDメモリーカードは、「usbStorage」という対象名で表示される

usbStorage内の目的の原稿ファイル「FRISSON.txt」を見つけ出しクリックする

目的のファイルが添付対象となり、あとは送信するのみ

これでポメラのSDメモリーカード内部の原稿や文章を、Androidスマホで読みこんだ後に編集したりすることも可能となった

　「Android対応カードリーダー」は、外部のUSBメモリーやSDメモリーカード系の記録媒体だけではなく、デジタルカメラやUSBストレージとして認識できるタイプのUSBスキャナーなども接続することが可能だ。今まで、ありそうでなかった「Android対応カードリーダー」は、ユーザーの視点でパソコン世代のメディアの多くを活用展開できる価値ある周辺機器だ。

多くの機能や便利を提供してくれるAndroid対応カードリーダーだが、筆者はポメラとのメディアリンクができただけで満足だ

今回の衝動買い

アイテム：サンワサプライ「Android対応カードリーダー」
価格：Amazonにて2614円で購入

T教授

　日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
　T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。